団塊の世代とZ世代の就職観の違い
前回は「企業への就職だけが労働ではない」という内容でしたが、労働を否定しているのではありません
団塊の世代から見たらFIREなど受け入れがたい生き方らしく、定年した前の会社の先輩に「息子が将来は株式投資だけで(FIREして)暮らしていくと言い出したから説得して欲しい」と相談を受けました
『三菱サラリーマンが株式投資でリタイア目指してみた』 のブログを見ていたく共感したようです
30歳で「もう働かなくても生きていける状態」は日々辛い仕事をしている人にとっては夢のような話だと思います
ただ『三菱の高賃金×給与の8割を投資に回す=30歳で7500万』は超一流企業に就職したことにより実現したことであり、ご子息の〈現在の金額〉〈月々の投資額〉を見る限り「早くて50歳、このペースだと60歳前後」と伝えました
「60歳って定年じゃないか!早く実現しても昔の定年だよね!なんだ・・・」と安心していました
モーレツの時代を生きた団塊の世代の父親からすれば「働かずに生きるなどは言語道断」という感じです
労働の転換期
米国のサイト「レディット」で反労働をテーマにしたコミュニティが盛り上がっいているそうです
「資本家のように労働しないで生きていきたい」で160万以上の参加者がいるとのこと
『資本主義を転覆させて、できる限り労働に伴う強制的要素をなくすこと』が議論の中心のようです
「金持ちが働かないように俺たちも働かないで生きていく」と主張しているのですが、資本家は株や不動産に働かせ、経営者は従業員に働かせます
それがないのであれば自分の体力知力で働くしかありません
私は教育研修の責任者なので「労働を美化する言葉が上手いですね」とよく言われますが、言ってるほど労働は美しいものではないことはよくわかっています
ただ若い世代には「労働の意義を様々な角度から発信しなければ」と思っています
日経ビジネスまで表紙に「どうする?働かないおじさん」という言葉が踊り、書籍、SNSに「働かないおじさん」という言葉を目にするようになりました
年収2000万円の窓際族を『Windows2000』と呼ぶらしいです
なかなかのブラックジョークです
ジョブ型雇用を理想とする若者たちと、終身雇用を理想とする世代の入り混じった『労働の転換期』だと思います
ジョブ型雇用を基準に考える若者からすれば「2000万払う実力があるのか?」という見方をします
終身雇用型の見方は「〇十年在籍し、長く会社に貢献してきた」となります
「労働」の陰と陽
社会に出たての若い世代にはアンチ労働的な言葉はできるだけスルーしてもらいたいものです
私も最初に心の支えになった言葉が、松下幸之助さんの
「君に合う仕事はない!君が仕事に合わせるだけだ!」 でした
「この仕事は俺には向いていない」と考えたりします
これは若さゆえの経験不足からです
さらに松下幸之助の言葉で伝えたいのが
重役になる確かな方法が一つある
その会社に入ったら「いい会社である」
と両親に言い
友人に言う
同僚に言い
上司、後輩に言う
それを終始一貫して続ければ信念が生まれ 運気が強くなる
「会社に都合がいい洗脳の言葉ではないか?」と感じる方もいるかもしれませんが「いい会社に入った!」と言い続けていると不思議と運気は上がっていきます
人は陽の氣を増やす行動をとることが大切だと思います
「労働なんてばかばかしい」
「なんであんなおじさんが高い年収なんだ」
「この会社では成長できない」
そうなのかもしれませんが、陰の氣を吐き出すと運気は下降していきます
「根拠なくいい会社とは言えない」はわかりますが、そもそも『人の自信の8割は根拠のないもの』です
人はプラスもマイナスも口からは来ます
「口」に「+・-」で「吐く」という字になります
「-」マイナスをとれば「叶う」になります
社会人としての成長期は陽の氣を吸い込み吐き出しつつ過ごすべきだと思います
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました