環境変化が雇用変化へ直結
経団連の中西会長が「もう終身雇用は維持できない」と発言してから3年が経ちました
トヨタの社長も「終身雇用は難しい」
サントリーの社長も「定年を45歳にすべき」
と次々に超大手企業の社長が「終身雇用の維持は不可能」と発言したので、どっぷり終身雇用の頭になっている人は「なにか暗黒の未来が来る」と感じてしまうかもしれません
結論から言えば新しい雇用システムは『世界で競争力の持てる強い日本になる』と言えます
経団連とは『日本経済連合会』の略で
・日本の代表的な企業1376社
・主要な業種別全国109団体
・地方別経済団体47団体
から構成されています
経済界は内外の広範囲な重要課題に直面します
その時に
・経済界の意見を取りまとめる
・着実かつ迅速な実現を働きかける
・政治・行政・労働組合・市民など幅広い関係者と対話する
のが主な仕事で『企業と国をつなぐ組織』です
日本を救う新しい雇用システム
その経団連が、大学と新しい雇用システムを一緒に作っています
経団連の1376社はすぐにこの新しい雇用スタイルで運営が始まります
徐々に下請け企業にも影響が出てきます
今まで企業は解雇ができず「人的負債」に苦しんでいました
従業員も「なんであんな人がいいポジションにいるんだろ」も多かったと思います
「会社は解雇なんかできないもんね!」に安心しすぎたせいか、日本のサラリーの1日の勉強時間はわずか6分です
これでは〈何年もスキルが変わらない人〉が増え〈転職なんて自信が無い〉となってしまいます
これで「日本は国際競争力が弱い」となってしまっています
新しい雇用システムは『解雇が容易』になります
というと「悪法だ!」と思う人がいると思いますが『採用も容易』になります
採用しやすい+解雇しやすいは人材の流動性が高くなります
もともと人間は「業績が上がらない」「必要とされてない」はかなり苦痛なのですが「お金の為」にしがみついたりします
「これからの若い世代はこんな社会になって可哀そうだ」と見る人もいます
学生時代は「俺は勉強しなかったからあの学校に行けない」
「あいつの方が上手いからレギュラーだ」
部活動では、上級生でも補欠、1年生でもレギュラーなどの『シビアな競争社会』を生きてきました
若い世代ほど諸外国のような雇用制度を求めています
就職氷河期世代も自分の方がはるかに実力も上で、よく働いているのに「なんであんな人間が上で偉そうにしているんだ」と不平不満がある人が多いです
就職氷河期世代も新しい雇用システムを求めている人が多いです
困るのはほんの一部のぶら下がりおじさんだけです
また中小企業は影響が小さいと思います
採用力がある企業なら大企業と同じような現象が起きると思いますが、採用力ががなく常に人手不足の企業は「できるだけ長くいて欲しい」ので新しい雇用システムとは無縁です
崖っぷちの日本経済
その他にも
・正社員も派遣社員も給料が同じになる
・単純労働は自動化される
・優秀な人材確保にお金をかけるようになる
・給料はアップ&ダウンするようになる
・同期入社でも給料格差は大きくなる
そうです
これは日本経済が
①国債残高の限界
②高齢化
③GDP減少
で限界点に達しており悠長なことを言っている余裕がなくなったためです
ベテランの人事の社員が「遅い!遅すぎる!よくもここまで放置しておいたものだ!」と述べていましたが『崖っぷちに追い込まれてやっと考え出した』という遅すぎる改革と言えそうです
学生時代は毎日が学力アップ
部活動では能力アップ
「昨日の自分より今日の自分はスキルアップしている」日常でしたから若い世代は自然に受け入れると思います
改革とは苦痛はあるかもしれませんが、良くなるために行いますので必ず日本にとってプラスになることだと思います
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました