AIで仕事は増える
現在は第4次産業革命といわれています
「AIなどのテクノロジーによって仕事が奪われる」は全世界の労働者の間で騒がれています
実際は工場の労働者、事務職、銀行員、路線バスなどの運転手など世界で850万人の仕事が奪われると推測されています
「世界は失業者であふれるんじゃないか?」と暗い未来予測をする人も多いのではないでしょうか
マシーンは休みも休憩も不要で、不平不満も言わず24時間働いてくれます
第2次産業革命の頃は度重なる従業員のストライキに悩まされて『すべてをオートメーション化』した経営者も多かったと聞きます
お陰で大量生産が可能になりました
産業革命後は確実に社会はよくなり、人の暮らしは便利に快適になっていきます
実際は第4次産業革命で世界で970万人の新たな仕事が生み出されると推測されています
『今の小学生の7割は現在存在していない仕事に就く』と言われています
仕事がなくなったり、学び直しがあったりの苦痛もありますが、世の中が良くなる恩恵の方がはるかに大きいと言えます
失職アレルギー
「AIやテクノロジーでなくなる仕事」などのYouTubeやブログを見ると辛辣コメントが多いです
「そんなに人の仕事が奪われるのが楽しいのか!」
「日本中が失業者であふれて自殺者が増えるのが望みなんですね!」
「実際の配送現場を見に来てください!めちゃ人手不足ですよ」
とにかく失職アレルギーは世の常です
現状『減る仕事ばかりが予測され、新たに生まれる仕事が情報発信されてない』から不安感ばかり募るのだと思います
第1次産業革命の時も、馬車などの仕事は一気になくなったそうで、自動車に石を投げる人、工場に放火する人などがいたと言われています
馬を育てる人・馬を仲介や販売する人・馬車を運営する人・早馬で通信の仕事の人が多数失職したそうです
ただ、自動車製造の仕事・自動車修理の仕事・燃料給油の仕事・道路整備の仕事・鉄道関連の仕事などなどかなり多数の新たな仕事が生まれました
農民たちの多くはこれらの仕事に就き、暮らしも見違えるように良くなっていきました
産業革命は『いっとき苦痛はあるが社会は格段に良くなる』ものです
活躍するドローンに石を投げたり、接客するAIに嫌がらせしたりする人も現れるかもしれませんが、失職ヒステリーは一時的だと思います
3回は転職する
日本人は『一所懸命』の精神があり「辞める人は裏切者」「定年までいる人は忠義者」という見方が若干ありました
私の友人も転勤はしたくないと考えていたので大学卒業後は静岡県の会社に就職しましたが、静岡県の西部・中部・東部が合併
静岡県と神奈川県が合併し本社は川崎市に・・・ついに静岡県・神奈川県・山梨県・東京都・埼玉県・千葉県で合併し本社は東京都になり退職しました
「教育もしっかりしていていい会社なんだけど、東京の国分寺に行けと言われた」とやむなくの決断だったようです
企業規模が大きくなるほど雇用環境は不安定になりそうです
もちろん日本は労働法でしっかり守られているので、欧米のような突然解雇はありませんが『寄らば大樹の陰=大企業ほどいい』は長期安定雇用の面では変わってくると思います
「米国人は平均11回以上転職しステップアップしていく」ようですが、日本の企業の人事関係者の観方をまとめると『3回は転職する』となりそうです
新卒入社して35歳~40歳で1回目の転職
50歳~60歳で役職定年して2回目のシニア就職か自分で事業を立ち上げる
がモデルケースになるのではないかと予測されています
2040年からスタートアップ企業は増えます
シニアの場合『身の丈起業』になりそうです
現在と変わらず「すぐに退職してしまい、若いうちから転職を繰り返す」はキャリア構築できません
問題だと思われるのは「終身雇用になれてしまい『勉強するのは学生時代だけ』」という悪しき習慣
これからは変化スピードに合わせて『学び直しは必須』になってきます
65歳の方に「何歳まで働きたいか?」の問いの平均値は71.1歳だそうですが、これが75歳以上になると予測されています
・寿命が延びれば労働期は伸びる
・雇われるだけが仕事ではないと考えはじめる
・不労所得(株式投資など)への関心が増す
とされ、個人で考え、親しい人と議論することが多くなってくると思います
テクノロジーの変化で失業者があふれるはあり得ないですが、変化に対応する姿勢は求められると思います
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました