人財育成のビジネス算命学
ビジネスに占術を活用してきた経験から、四柱推命・算命学を中心にどう活用すべきかを書き綴っていきたいと思います  また長年の採用・教育業務・管理職の経験から人生100年時代の新卒の就活、ミドルの転職、シニアの転職、キャリアプランやライフプランを企業側からの目線で情報発信していきます 
シニアの働くを考える

伸びる労働期間の新しい働き方

同じ還暦でも大きな差が出る

トップガン・マーベリックを見てまいりました

トム・クルーズは1962年7月3日(59歳) 生まれで、もうすぐ還暦です

世界的大ヒットした1986年『トップガン』の共演者たちは見る影もないほど、太っていたり老いていて、とてもスクリーンに登場できる人はいないそうです

トム・クルーズの身体は見事なまでに鍛えられており、若い男優達と並んでも見劣りしません

恋愛シーンもさまになっています

60干支が一巡すると言われる還暦では人により大きな差があります

「こんな還暦の姿が理想」の一人ですね

1歳下のハリウッド俳優では 1963年生まれブラッド・ピット と ジョニー・デップがいます

1968年生まれでは「X-MEN」のヒュー・ジャックマン 「007シリーズ」のダニエル・クレイグ も見事に鍛えられた身体をしています

ジムに行くと「この人定年したんだろうな」という年代の男性も多いです

還暦過ぎても「腹出た醜い老人になるもんか」という気概を感じます

「この人俺より重いウエートで鍛えてるんだ」とびっくりすることもあります

女性と違い化粧をしない男性が若さを維持するには筋トレ一択のような気がします

人生はどんどん長くなるので『シニアの自分』を考えた生き方を考える時代になっていくのではないでしょうか

定年は伸び続ける

「平成元年の頃はほとんどの企業が『55歳定年』でしたが、令和になって『70歳定年』になり始め、そのうち『75歳定年』になりそうだ!いったいいつまではたらく世の中になるんだ!」などよく耳にします

定年は伸び続けると思います

寿命が延びるからです

減額はあるにせよ、年金制度は破綻しないと思います

そんなことをしたら日本中が浮浪者老人であふれかえります

ざっくり言うと平均寿命ー15歳=年金受給開始年齢だと思います

Z世代は労働期間が65年ほどになりそうです

「85歳定年なんて冗談じゃない!」と若い世代は〈新しいキャリアプラン〉を考えたり〈投資でマネーマシン作り〉を始めたりしています

〈新卒一括採用〉〈終身雇用〉〈年功序列〉がライフプランとして摺り込まれて社会で生きてきた世代は

・こんなに労働期間が延びるとは思わなかった

・転職してキャリアアップという考えはない

・役職定年など予定外

・早期退職は「出ていけ」という陰湿な姿勢の表れ

・年金がどんどん先になっていく

・FIREなど思いつきもせず理解もできない

なかなか考え方のチェンジができません

定年延長する分 役職は早く降りてもらうというのが企業の基本的スタンスになっています

同時に早期退職制度もセットになります

「人間一度座り心地のいい椅子に座ってしまうと譲るのが苦痛」となります

先日、求人を出しにハローワークに行ったときの担当者との会話では

「役職定年を期に転職しようという人が増えてきてます」

「モチベーションが上がらないみたいです」

「50代のエンジニアも営業に配置転換で転職希望者が増えています」

ベテラン社員を欲しがる企業も多いのでは?と尋ねると

「あるのですが『役職は今のまま』『給料もいまのまま』『企業規模も小さいところはヤダ』で正直困っています」

とのこと

「『若い世代に自分のポジションを譲るべき』と考えている人は稀ですよ」とのことです

40歳を越えたあたりから『老害だな』と目につく社員が出てきます

個人的見解では

人には変化を求めるくせに自分は変わる気が無い

人のチャレンジにはネガティブなことを言うが、自分はチャレンジする気はない

を『老害』とみています

身体を動かすのが面倒・頭を動かすのも面倒・でも口は良く動くという人です

年齢がいっても「常に変化」「常にチャレンジ」の人はいます

こういう人は早期退職制度などで『ステップアップ転職』か『身の丈起業』してしまいます

早期退職制度・希望退職制度で怖いのは『優秀な人から辞めてしまう』ということが起き得るということです

同じ会社の早期退職制度でも、優秀な人は「絶好のチャレンジのチャンス」と捉えるし、ぶら下がりおじさんからみれば「出てけと言う陰湿な企業の姿勢」などと見えたりします

同じミドルでもチャレンジ&チェンジする意欲がある人は若く、そうでない人は老いて見えます

100年時代の働き方を創っていく

実際4月より役職定年を設けてみると、若手は士気が上がるが役職定年した人のモチベーションは下がります

若手からしても「将来の自分の姿」と捉えるので「シニアになると会社は人を大切にしなくなる」と不安を抱くと思います

東京都台東区にメイテックという会社がありますがキャリアとスキルという2つの軸が大事無償で提供する研修を500講座以上用意しているそうです

スキルを向上させる仕組みを企業が創り『生涯プロエンジニア』という働き方に拘っているそうです

「俺のスキルは古いくて使えなくなってきた」が無いよう教育サポートをしっかりしています

定年はどんどん延長されていくと思いますが、モチベーションが下がらず働ける環境を企業も考えていく必要があります

早期退職制度や役職定年制度は対処療法でしかなく、健全な定年延長をするのであればスキル・モチベーションを劣化させない仕組みをこれからはつくる必要があります

人生100年時代は確実にくるので社会も新しいキャリアプランをつくらなければなりません

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

  

  

  

  

ABOUT ME
ashikaga
採用・教育・研修業務と営業・企画の業務が半々のキャリアでした 支店長・企画課課長・営業部長・採用教育部部長の経験あり 大企業⇒中小企業⇒大企業でキャリアを積みました 算命学は高尾学館を卒業 部下の管理や育成に大いに活かしてきました サラリーマンと個人の事業と投資をしています