人間には引力本能が備わっている
「人の魅力とは何だろう?」と考えると、基準も解釈も幅が広すぎて難しいです
人間には『引力本能=魅力本能』があり、人を引き付けたい欲求が心の奥底にあるようです
この本能が『愛情・奉仕』を生み、これがないと親切・人助けのない社会になってしまいます
子供が「ママ!見て見て!」というのも引力本能
お手伝いして褒められると、またやりたがるのも引力本能
引力本能はかなり小さなうちから芽生えてきます
幼少期から愛情・奉仕の気質を強めたいのならば、ペットなどを飼って「あなたが面倒みなさい」とすると「親切って気持ちいい」という気持ちが早くから芽生えるそうです
人の親切行為に対して「よく見られたいからやっている」などのひねくれた見方をせず、嬉しそうに「ありがとう」と返した方が社会は良くなります
与えた分だけ魅力は増していく
人の魅力は与えれば与えるほど増していき
与えてもらってばかりいると無くなっていく
と言われています
与えるとはモノ・お金だけでなく、行為・時間・教養・知識などさまざまです
「あの人はいつも嫌な顔をせず、快くやってくれる」という気持ち
「いつも気持ちのいい挨拶をしてくれる」という習慣も『与える』という行動になります
子供でさえも、いつも与えられるばかりで「お父さん・お母さんのお陰だね!感謝しないとね」では愛情・奉仕の気質が育ちにくいです
お金はないのでモノを与えるは出来なくても、親切行為で「ありがとう」と感謝されればテイカーにはなりにくく、ギバーに近づいていきます
人間社会には『競争』もあるので『スポーツで点を奪う』のように「奪うが勝ち!奪われたら負け!」という考えを強く摺り込まれる人もおり、その場合はテイカーにシフトしていきます
テイカーが増えると世の中はギスギスしていきます
感謝で見守り続ける
連合艦隊司令長官の山本五十六の有名な言葉に
やってみせ
言って聞かせて
させてみせ
褒めてやらねば人は動かじ
という有名な言葉がありますが、この言葉には続きがあります
話し合い
耳を傾け
承認し
任せてやらねば人は育たず
さらに続きがあります
感謝で見守って
信頼せねば人は実らず
感謝の目で見続けなければ『人の人生は実らない』ということです
「全人類の共通の目的は幸福になること」と言いますが「頭脳明晰でないと難しい」「お金持ちでないと難しい」という難解なものではなく、意外に単純なことの継続による習慣から幸福は生まれてくるのかもしれません
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました