人財育成のビジネス算命学
ビジネスに占術を活用してきた経験から、四柱推命・算命学を中心にどう活用すべきかを書き綴っていきたいと思います  また長年の採用・教育業務・管理職の経験から人生100年時代の新卒の就活、ミドルの転職、シニアの転職、キャリアプランやライフプランを企業側からの目線で情報発信していきます 
シニアの働くを考える

長寿時代を生き抜く働き方

長寿も手放しに喜べなくなる

10年ほど前、長野県で支店長をしている頃、スタッフの女性が「また今年も沖縄を抑えて長野県が長寿NO1だ!」と喜んでいました

「我が家はリタイアした父が野菜を作ってますので、無農薬の野菜のお陰で皆元気なんだと思います」と地元のスタッフは皆、家庭菜園をしていたように記憶しています

「支店長のお陰でまたボーナス増えました!」と自宅に野菜を届けてくれます

このような返礼品は、野菜・リンゴ・山菜が多かったです

『医食同源』という言葉があるように、寿命と食するものには関係があるのかもしれません

日本は世界一の長寿国でしたから、長野県は世界一の長寿エリアであったと言えます

とにかく少し前まで長寿は喜ばしいことであったのです

この少し前、会社が「大型終身企業年金をやめる」と発表しました

亡くなるまで44万円が毎月支払われるシステムです

「制度化された昭和40年は男性の平均寿命は60歳代だったが、今や80代を越えそうでやっていけない」

「代わりに退職金は大きく増額する」との説明でしたが、期待して勤めていたメンバーは落胆します

しばらくすると「国の年金制度も危うい」などの噂が流れてきます

少子高齢化+長寿化で社会制度の運営が苦しくなってくるのは中学生でもわかるようになりました

「このままいくと70歳でも80歳でも働かなければならない社会になるぞ!」

長寿は手放しに喜べないことになってきました

見たくない現実でも見なければならない 

どこから老後と呼ぶのかわからなくなってきましたが、人生は思うより長くなると計画した方が良さそうです

老後の3K』=健康・お金・孤独に対する自助努力は必須になりますので見たくない現実も、考えたくない現実も直視して考える必要があるということです

「もし自分が100まで生きてしまったら・・・」の3Kを考えることが必要になってきます

「60歳でリタイアする」は結構贅沢なことになってきそうで、早くも『プチFIRE』などと呼ばれ始めています

以前、人生の3つのキャリアをアップしたことがありますが、Z世代のようにまだまだ人生が長い世代は完全なFIRE資金が貯められても、50代は時間が無くなかなか難しそうです

最も重要なのは自分はいくらで生活できるのかということです

これが全ての出発点です

定年後再就職・・・は〈給料は下がる〉〈役職は無くなる〉〈好きな仕事に就けない〉〈人間関係はゼロから〉〈かなり年下が上司になる〉は覚悟しておいた方がいいです

定年延長・・・も〈給料は大きく下がる〉〈労働時間はさして変わらない〉〈かつての部下が上司になる〉を覚悟しておいた方がいいです

特に男性は長年の社会人生活でプライドが自分の思うより高くなっており「プライドを捨てるべき」と頭で理解してもなかなか苦痛です

ゆる起業・・・いくら稼げればいいか?次第です

 ・一人でやる、仲間は不要、事務所も極力自宅

 ・退職金を全て投資するのは危険1/4位で抑える

 ・公式ライン・Twitter・Instagramのどれかは必須

 ・銀行への借り入れは最小限で

 が重要なポイントです

ネットライフ生命の出口治明さんや、ケンタッキー・フライド・チキンのカーネルサンダーのように60歳を過ぎてあそこまで大きな企業にする方もいますが、稀だと思った方がいいです

身の丈に合った起業にすべきなので「いくらで生活できるか」が重要なのです

環境はZ世代の気質にシフトしていく

SNS必須というと眉を顰めるシニア世代は多いですが、営業職を雇わずほぼ無料で仕事が取れるSNSという文明の利器を使いこなすことは重要です

Amazonなどで物を買うと注文・支払いはロボティクスが行ってくれ、それがビックデータとなり蓄積され、AIが「あなたにおすすめ」「他の人はこんな商品を買っています」など営業をしてきます

私のようなⅩ世代は「個人情報使って勝手なものをすすめてくるな」と少し思ったりしますが、Z世代となると「俺の好みのカスタマイズになってきた」「まだまだ俺好みじゃないな」という見方をしています

このようなパーソナライゼーションはZ世代のスタンダードです

世界はZ世代に評価されるシステムにシフトしているという事実を知っておいた方がいいです

環境変化には常に柔軟な姿勢でいるべきです

また『独り起業』を勧める方が多いですが、同じ年代の仲間は極力避け、パートナーがどうしてもいるなら兄弟・配偶者にするべきです

大企業が頻繁に『45歳以上の希望者早期退職』を行っていますが、この年代で「誰かに雇われよう」と言う人は〈ぶら下がりおじさん〉〈プライドだけ高い人〉〈環境変化に対応する気のない人〉が多いです

また資金は最小限にすべきで「銀行から借り入れ」「退職金のうち2000万円突っ込む」レベルの起業は避けた方がいいです

3000万円退職金があるならインデックス投資して『月10万円の配当金を受け取る』方が無難だと思います

株式投資はネット証券にし、間違っても銀行の窓口・証券会社の窓口に行かないようにしてください

窓口に来る時点で「マネーリテラシーのない人」と判断され、しかも高額の退職金が入ったとなれば、まさにカモがねぎしょって来た状態です

「あなたにぴったりの商品が=カモるにぴったりの商品」を勧められる可能性大です

「見たくない現実は見ない人」「見たくない現実に向き合う人」で大きくセカンドライフは変わってくると思います

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

  

  

  

ABOUT ME
ashikaga
採用・教育・研修業務と営業・企画の業務が半々のキャリアでした 支店長・企画課課長・営業部長・採用教育部部長の経験あり 大企業⇒中小企業⇒大企業でキャリアを積みました 算命学は高尾学館を卒業 部下の管理や育成に大いに活かしてきました サラリーマンと個人の事業と投資をしています