団塊世代は競争に強い世代
新卒採用し育成していくのが仕事のせいか〈若者に肩入れしすぎ〉のブログ記事が多いいかな・・・と反省しています
役職定年を伝える時はやはり辛いものがありますが、生きてきたキャリアを聞くにあたりX世代より前の世代はやはり強いです
大学は今の半分以下しかないのに学生数は多いので『熾烈な受験戦争』を戦って難関大学に進学しています
大企業に入れば『同期間の熾烈な競争』も制して管理職になっています
競争にめっぽう強く、結果を出すために戦ってきた世代と言えます
Ⅹ世代からは『自分の時間を重視』=休みが多いことを望むようになります
Y世代からは『良い人間関係を重視』求めるようになります
Z世代からは『好きな仕事を重視』するようになります
戦いに明け暮れてきた世代からすると「日本の若者は弱く頼りなくなってきている」と感じたのもわかるような気がします
私が新入社員時代の団塊の世代をみて『結果を出すための執念』『社内ライバル・社外ライバルとの競争力』には感心されられることが多く、ビジネスマンの指標として認識していました
社会構造がこれほど変化するとは思わなかった
「できない理由が10あるなら、出来る方法を11考えろ!それが仕事だ」
「仕事には執念が必要!執念から工夫が生まれる」
「営業は断られてからが勝負だ!」
「プロは行き帰りの電車でも、食事中でも常に仕事のことを考えている」
「仕事は生活の中心に置け」
「能力は存在するものではなく開発するものだ」
などは昭和入社世代の諸先輩から教わった言葉で、仕事に活かされた言葉です
競争社会を勝ち続けてきた〈熱さ〉〈気概〉〈哲学〉があります
Ⅹ世代が多数入社してくると『休日は増え、休日消化率100%のMG』にシフトさせられ
Y世代が増えると『様々なハラスメントが生まれ、厳しく取り締り』がはじまり
長引く不景気
PCなどの導入によるスキル変化
コンプライアンスの強化
年功序列は崩れ
降職や役職定年
希望退職者募集
など「入社した会社にいれば〈〇歳で課長・〇歳で部長などの昇進〉〈給与は毎年増えていく定期昇給〉は崩れ〈終身雇用〉や〈将来の年金〉も危うい」という状況に変化していきました
変化に柔軟に対応した人は良いですが、対応できなかった人も多いです
「まさか世の中がこんな変化するとは思わなかった・・・」と多くの人が感じたと思います
シニア世代を評価し欲する企業もある
「過去の実績は素晴らしく、会社を長きにわたって支えてきた人材」と自負している方は多いと思いますが、企業に必要なのは『今現在必要な人』と『未来に必要な人』です
過去を主張されても「ワープロもガラケーも昔凄く役立ったよね」と同じことになります
かつて日本海軍の山本権兵衛は「過去の功労者には勲章をやればいい!必要なのはこれから必要なスキルを持った人材」と過去の功労者の将校をすべてリストラしたことがあります
「酷い仕打ち」と言えば酷いですが「それをやらなかったら日露戦争は勝てなかった」のも事実です
「過去は関係ない!必要なのは今必要とされること」と言い切るシニアは重宝されます
知り合いの建設会社の社長も「若い奴は腰が弱くいて困る!60歳以上を積極採用している」と言います
私も営業部長時代、以前いた会社に声を掛けて来てもらった4人中3人は年上です
人を育成できる力があったからです
もちろん過去の経験からくるスキルも重要ですが、必要なのは『柔軟な考え方』『人間的人柄』のように見えます
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました