人の一般的傾向を観る行動心理学
心理学という学問は、目に見えない人の心を読み解こうとした学問です
〈感情〉や〈想い〉といった事象に着目し、様々な解釈を後付けするカタチで発展してきました
その為『客観性に乏しい』『科学的に証明できない』という反論が多く、人間の心の構造もなかなかつかみきれていません
近年注目されている『社会心理学』や『行動心理学』は人間の行動を観察した実験から理論を導き出しています
仮説⇒実験⇒検証の流れを何度も繰り返しています
複数人(数百人~数千人)の行動観察から導き出されているので、あくまでも人間の一般的傾向を意識した手法ということができます
人間の心理的傾向や特性を理解すると、人の心が読みやすくなります
目の泳ぎ方で心理は違う
化粧品や女性誌のモデルは『目から決める』らしいです
それだけ〈目は重要なパーツ〉とも言えます
動く目で人間の心理状態を観ていくと
上に泳ぐ目
過去の楽しいことを思い出そうとする時に出てくると言われています
恋人や旧友と語り合う場面で見られます
下に泳ぐ目
不安感情と闘いながら思案してる時などに出やすいです
この時に決断を迫ったりすると、不快感情を表すしぐさをしたりします
左右に泳ぐ目
自信のなさの表れと言われています
人間は自信が持てない時は、周囲の反応が気になる為に無意識に左右を確認してしまうのです
誰かから責められたり、決断を求められる場面で見られます
不快感情が根底にある「目を閉じる」しぐさ
情報収集の基礎的器官である目を閉じる行為は〈脳の一時停止状態〉を示し
「これ以上考えたくない」
「これ以上聞きたくない」
という不快感情と結びついている可能性もあります
『心配』『意見の不一致』『恐怖』を表すこともあります
〈細めた目〉も同様の解釈です
目を閉じて話を聞く
相手の話を整理して聞いている場合もありますが、根底には不快感情が隠れている場合が多いです
目に手を当てる
一瞬で消えてしまうしぐさで見落としがちです
これも不快感情が隠れています
手でまぶたを押さえる
男性に多く見られます
「今 知った情報は聞きたくなかった」という強い意図を示します
目を閉じるしぐさはネガティブな感情の表れが多いようです
強制的に目を閉じて、下界からの情報を一時的にシャットダウンして、精神的なゆとりを取り戻そうとするしぐさのようです
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