SNSは現存の自由区
SNSという自由区ではなんでも発信できるために炎上がつきものです
YouTubeでの炎上がTwitterでも騒がれていました
「優勢思想だ!」
「非人間的だ!」
「危険思想だ!」
ホントに悲しんで怒る人
攻撃目標が出来て正義の代弁者も活気づきます
そして野次馬
SNSは真の言論の自由地区なので様々な人間が参入してきます
本人が謝罪しても炎上が続きます
世の中はバランスをとるのか〈援護射撃〉する人も現れます
「謝罪している人間を必要以上に責めるな」ということです
SNSでの攻撃で自殺者まで出ています
何らかの対策は必要です
かといって対策を強化しすぎると「言論の自由」は奪われます
「言論の自由」と「人間的モラル」のバランスは今後の課題です
平成になりしばらくすると「セクシャルハラスメント」という現象がアメリカを騒がせます
アメリカで起こる現象はすぐに日本でも起こります
私が新卒で入社した会社でも〈社員相談室〉という部署が新設されました
フリーダイヤルが設置され「社員の皆様の悩み事・困り事は何でも聞きますよ」というのは表向き
実際は〈ハラスメント警察〉です
当時 企業内のハラスメント事件はかなりマスコミに報道されていました
報道により企業イメージを損なうと
「商品の売り上げが下がる」
「入社を志望する学生が減る」
「取引先にもイメージが悪い」
企業としては当然の取り組みです
この部署はその後〈コンプライアンス推進部〉になっていきます
通報され呼び出された経験
ハラスメントという言葉はアメーバのように分裂していきました
パワハラ・モラハラ・マタハラ・・・・
売上数字を強く言い過ぎた支店長が降職
商品開発部でセクハラにより部長・次長が左遷
けっこう重い処罰が発生します
当時はかなりの通報が入ってきたようです
すべての会議では〈ハラスメント〉についての講義が設けられていました
とあるエリアの会議後の飲み会の席で同期の女の子との会話の中
「セクハラされるうちが華なんだから・・・」
という失言をしてしまいます
同期の女の子は「そやね!」と笑ってます
周りの支店長や営業課長も「そうだそうだ」とか笑ってました
が・・・・社員相談室に通報されます
「刺された!」
近くにいた私の上長は
「あれは飲み会の場でじゃれていた中で発生していた言葉」
同期の女の子も
「私が誘導したところもある」(違うけど)
と弁明してくれます
ですが社員相談室は
・飲み会でも会社の活動の場である
・管理職である(チーフって管理職だったの?)
・女性を侮辱する発言である
・言われた本人がよくとも周りに不快に思う社員がいたのは事実
本部に呼ばれ
とっても怒られ
とっても反省し
はじめて始末書というものを書きます
社員相談室の室長がエレベーターホールまで来てくれ
「俺の若い頃はもっとひどい言葉を発していた」
「時代は変わったんだ!このことでめげないでくれ」
とバランスをとるフォローをしてくれました
営業部長も来てくれ
「20代なんて『若気の至り』だ!
言いたいことがすぐに口に出る
すべて若さゆえだ」
「30代は1度だけ『魔が差した』で許される」
「40代は許されないぞ」
と笑って言いました
この頃の管理職は「怒るけどちゃんとフォローもする」という人ばかりでした
怒る ⇒ フォローする ⇒ 成長させる がわかっています
刀は抜くけど決して人は切らない侍が多かったです
「若いうちは何でも痛い目にあい覚えていく」
「そして成長し立派になっていくのを見守る」
ゆえにこちらも
反省は深くなり
社会の規律も心で理解します
ここぞとばかりに通報者も増えたけど
ちゃんと〈塩梅〉を知った人間が管理していた時代でした
大きな過ちを起こさないためには
若いうちは
・思ったことが口に出やすい
・わきが甘い
・考える幅が狭い
ゆえに「過ちを起こしやすい」が「まっすぐ進む前進力が強く思わゆ成果も生みやすい」ところがあります
ポードレールは
大きな過ちを犯さないためには
小さな過ちを教師にすることだ
と言います
「そんなことぐらいで怒らなくても・・・」
「大げさな処分だ」
と思う事でも「小さな過ち」のうちに強く諫めれば「大きな過ち」は起きにくくなります
私のような者でも このような大人たちに見守られて ここまで成長できたことに感謝しております
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました