女性の労働環境を整える
日本は先進国の中でも女性の社会進出に問題があるとされてはいますが、改善され進歩はしてきています
平成11年に男女共同参画社会基本法が施行され 男性も女性も平等に社会活動に参画する機会が確保されました
現在の日本の労働総人口は約6380万人 うち女性は3015万人で44%強を占めます
最も多い年代が45歳~49歳 次いで40歳~44歳です 40代が最も多いといえます
既婚者の割合は年々高くなってきています
女性雇用者数を産業別にみると
最も多いのが 医療・福祉
次いで 卸売・小売業 が多く
製造業 宿泊業・飲食業と続きます
雇用総数に占める割合も 医療・福祉は76.3%と高い業界です
女性の労働環境を整えることは重要なテーマです
男女雇用機会均等法
積極的格差是正処置=ポジティブアクション
セクシャルハラスメントとへの対応
など平成時代に改善はしてきましたが
結婚・出産・育児などの女性特有のライフプランへの対応
女性管理職の拡大 などまだまだ不十分といえます
日本は121位という低水準
男女格差で重要なものが賃金ですが
大企業の場合 男性に比べ女性は約11万円低く
中企業で約9万円 小企業で約7万円 の男女の格差があります
企業規模での賃金格差は
イギリス オランダ デンマーク フィンランド では全くなく
日本 アメリカ ドイツは格差があります
この格差は 男性の方が役職に就くことが圧倒的に多く 良くはなってはいるものの女性の役職者が少ないという日本の現状に直結しています
世界経済フォーラム=WEFが毎年報告している「世界ジェンダー・ギャップ報告書2020」によると 日本は153ヵ国中 121位という低水準でヵ女性の管理職への登用は今後の強化すべきテーマです
結婚・出産・育児で一時期社会から離れることへのハンディキャップも考慮する仕組みが必要です 年功序列制の残っている現状では勤続年数で不利になります
ライフスタイルプランが男女で大きく違うのです 男性のライフプランのみでは実力のある女性を活かせません
取り組んではいますが 女性が働きやすい環境はまだまだ不十分と言えます
不幸は幸福の種
人類は差別と戦ってきました
民族差別 家柄差別 国の差別 ・・・ 男女差別だけではありません
そこで「数字」で線を引くようになります
「〇〇点だから合格」
「〇〇秒で走れるからレギュラー」
「○○万円売れたらボーナスは▲万円」
平等な競争環境なら不条理を感じません
差別を乗り越えた時に幸福感は増します
不幸の思い出は 幸福を倍加する
というイタリアの言葉があります
「不幸は幸福の種」という言葉もあります
不幸だった時を思い出すと それを乗り越えた今があることに気が付き 幸福感が倍増する ということです
不幸でのつらい経験は「人生のスパイス」とは陽気なイタリア人らしい発想です
男女格差を問題意識を持ち取り組んでいけば 歴史上の様々な差別同様必ず解決していくと思います
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました