仕事に哲学は必要
ある程度キャリアを積んでくると「あいつは哲学がない」「商売には商売の哲学がある」などいう場面に出くわしたりします
また日本人は「道」を求める民族 と言われるとおり「商人には商人道」「柔術でなく柔道」「剣術でなく剣道」など「『術』の小乗から『道』の大乗へ」と技を磨き続けることにより道=人生を創っていく という文化があります
「道」はわかります
「哲学」ってなに??
哲学=フィロソフィー⇒「知を愛する」
多くの優秀な方は「学ぶべきは 歴史・哲学・数学」と言います
キャリアを積めば 考えた量も多く 独自の哲学が出来上がる・・・(はず)
大学の一般教養では教わったけど だいたいにして知識が詰まりまくってる教授などという人種は わからない生徒を置いてきぼりにして進んで行ってしまう
わかるまでとことん付き合う小学校の教師は本当に素晴らしい
「しかしつまらん授業だ!哲学なんて履修すんじゃなかった」と思ってる私の横の女性が「面白いですね!次の授業も楽しみ」と言っていた
どうも学生時代の自分は「知を愛する」とは程遠いらしい
心理学も 哲学も 歴史も 社会人になって「必要だ」と初めて感じてからの独学での学び直しです
学生時代が三流の私でも やる気が湧けばいつでも誰でも「学び直せる」日本社会は本当に素晴らしいです
ニーチェの黒哲学
哲学は最初の部分の「ギリシャ哲学」がつまらないです(個人的に)
そこで放り出さなければ まあまあ面白くなってきます(個人的に)
また「白哲学」と「黒哲学」があり ニーチェなどは黒哲学です
ただ西洋哲学の基礎ができると 東洋の「老子」「孔子」などの思想家が面白くなりました
ニーチェの言葉で好きなのが
「真実」など存在しない あるのは「解釈」のみである
虚偽と思われるものも往々にして誰かの「解釈」であり
真実と思われるものも往々にして誰かの「解釈」である
「真実は一つ!」などはない
これが社員教育に役立ちました
「どう解釈させるのか」
解釈の仕方で 考え方も 行動も違ってきます
百聞は一見に如かず
百見は一考に如かず です
「考える」「解釈する」というプロセスは非常に重要なんだと思います
そこから「思考」が生まれ「行動」が生まれます
百考は一行に如かず
百行は一果に如かず
「行動」の後に「結果」が出て その繰り返しがその人の仕事のスキルとなります
人の仕事における経験値とはかけがえのないものなのではないでしょうか
知恵は運命より強し
「勉強しろ!」は大人のうるさい号令と捉えれば「学ぶ」は苦痛に解釈されます
ただ 先人の英知の結晶を無料で学べる 義務教育と言う素晴らしい制度 と解釈すると非常にありがたいものです
数字の法則
科学の法則
など長い年月を掛けて蓄積された知識を6年間も学ぶことができる と解釈すればもっと違う学生時代だったと思います
知恵は運命より強し(カトリーヌ)
何か苦しいことがあり 困り果てたりすると「運が悪い」と諦めて それ以上努力するのを止めてしまう人がいます こういうのを思考停止といい 人間のダメな行動の典型です
実際は「運が悪い」のではなく 知恵がないのです
やはりある程度の年代になったら「知を愛する」ということが芽生えないと苦難のたびに思考停止になりかねないと思います
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました