長女が小学生だった時です
小学校の父兄会で「いじめ」についての意見会がありました
どう思われますか・・・と問われたので
「人間は目が前についている動物ですよね これは他の動物を捕食する為の身体構造です 本能に攻撃性がありますから道徳的な観点からいくら言い聞かせて抑え込んでもまた沸き上がってきます・・・」と答えました
が、親や教師が集まるとどうしても道徳的なきれいな結論でまとめようとするので「この人、論点が違う」とそれ以降呼ばれなくなりました(笑)
反論を承知で言えば「他者を攻撃する・傷つける」「陰湿な行為はよくない」などは小学生なら理解できてます
人間の心には陰陽2つがあり、陽の良心だけで論じても解決できないと考えたからです
東洋史観学で人間の5本能を学んだことがあります
これは強さ弱さこそあれ誰にも備わっています
身の危険から自分を守ろうとする「守備本能」
初めての学校、始めて社会に出るときなどは人間の守備本能はMAXだと言われています
「自分の身は自分で守らなきゃ」という安全欲求が未知なる人間関係で稼働するのだと思います
守備本能の強弱は個人差がありますが 強い人は非常に音に敏感です
寝ていたのに物音で起きた! とか 「さっきAさん〇〇と言ってたけど・・・」「えっそんなこと言ってた?」などよく聞いてます
知りたい欲求は「習得本能」です
なにも勉強ができる出来ないという単純なものではありません
本を読むからググるまで習得欲求です
習得本能に優れた人は同じ行動をしていたのによくものを見てます
「えっそんなこと書いてあった?よく見てるね」と感心される人です
人に伝えたいは「伝達本能」です
単純におしゃべりだけでなく、絵で表現したり、いまならYouTube ブログなどの発信などSNSなどはすべてこの伝達への欲求です
伝達本能が強ければよくしゃべります また書いたり発信したりが好きです
味覚が優れてるため「食」に興味大です
また人には他者を引き付けたい「引力本能」があります
評価されたい 注目を集めたい 女性なら化粧やおしゃれ 男性なら実績を評価してほしいなどです
これがなければかつての中国のように人民服でもだれも不満がないわけです
これは5大本能の中心に位置します
いかに人が他者から存在を認められたいか 人との関わりを求めるかが重要かということです
ここが強いと触覚が優れると言います
最後に「攻撃本能」ですが 攻撃というと他者を傷つけるものと単純に考えがちですが、なんでも陰と陽の2方向があり それが陽の方向に進む場合と、陰に進む場合とがあります
例えば猫がネズミを捕ればほめられますが、小鳥などを殺すと「悪い動物だ!」となります 猫はよく虫などをなぶり殺しにして楽しんでいますよね あれが攻撃本能です
人間の場合も陰に働けばイジメなどにつながりますが、陽に働けばコロナウイルス撲滅などの行動になります
この陽の攻撃本能は人類を繁栄させてきた原動力でもあります
ちなみに攻撃本能が強い人はにおいに敏感です 「なんか匂わない?」などとよく言います
攻撃本能が強いと格闘技が好きなどと考えるのは単略的で、ライオンが草食動物を襲っている画像とかを見て悲鳴を上げ、格闘技などを見てる時も「痛い!いたた!」などとよく声を上げます どうも痛みがダイレクトに伝わるらしいです 逃げ足の速いのも特徴でセールスマンなどを巧みにかわすのも旨いです
打撃の攻撃などを好む人が多いわけではありませんが 総じて口での攻撃は達者です
なぜそのような行動に出るのか?は人間をもっと深く分析してみなければわからないと思います 人間学は非常に感覚的で未熟だと思います
攻撃本能を他の何かで消耗させる もっと陽の方向に向かわせる
かつての花園高校のようにラグビーに没頭させたなどは素晴らしい成功例だと思います
指導する人の人間音痴ほど恐ろしいものはないのではないでしょうか・・・
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました