FACT FULNESS 読みました
Amazonの聴く読書Audibleが出来てから通勤電車の中ではイヤホンで、車の中ではBluetoothで聞くので本を読む(聴く)数が格段に増えました
世界が良くなっていることを統計的に示した書籍です
良くなったということは幸福な生活が出来るようになった人が増えたということです
一概にメディアのせいだけではありませんが、我々は何となくどんどん世の中が悪いほうへ向かっているように錯覚しています
過去は美化するくせに未来には悲観的
それが我々の悪い習性のようです
よく「バブルの頃は良かった!」と回想する人がいますがはたしてそうでしょうか?
パソコンはない
携帯もスマホもない
インターネットもない
新幹線は東海道だけ
音楽聞く手段も限られる
カーナビもない
バイトの時給は今の半分くらい
ゲームの精度が低い
カメラはフイルム
100均ない(あっても品数少ない)
女性は管理職になりにくい
ハラスメント多い
まだ完治できなかった病は多数
数えたらきりがないです
政治も企業も努力して改善改革を繰り返しているので世の中はどんどん良くなっています
なぜか悪いものにばかり目が行きがちです
「〇〇県は本日交通事故による死者数0でした」
「〇〇市は本日コロナ感染者0でした」
確かにニュースになりません
NASAが「最近ニュースで取り上げるのは事故を起こした時だけ」と嘆いてましたが航空宇宙の技術は日々の努力でものすごい発展をしています ニュースで取り上げないので我々は知らないのです
政治の世界の努力、経済界の努力、教育界の努力、医療の世界の努力、地域社会の努力・・・
皆、良くしよう!と取り組み少しずつ良くなっているのにミスや事故、不正だけが取り上げられ我々の耳に入ってくる
こんなことから「世の中は悪くなっていく」「日本は滅びる」「世界は破滅する」などと発信する人が絶えないのかもしれません
そもそも「〇〇に未来はない」とか「〇〇はもう終わりだ」とか発する人は何もしてないし深く考えてもいません
やはり未来を創るのは教育であり、企業内の育成だと思います
今の若い世代の情報量、情報収集の能力 中庸に物事を観ることのできる能力は昭和世代を凌駕しています
スマホをもたされて学生時代を過ごした世代(4G世代)は今のミドル世代が1年かけて得た情報を1日で得ることが可能な世界を生きてきました 雑多な情報も多いので見極める能力にも長けています
AIなどのテクノロジーが進歩しても主役は人間であり、次の世代の人材育成が国家にも企業にも求められているのだと思います
明治→大正→昭和→平成→令和 どの時代も金太郎あめのように切ってみれば人々は「良くしよう、もっといい時代にしよう」と努力してきています
その努力のバトンを託すのは今の若者しかいません
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました