サラリーマンという言葉はいつ生まれた?
明治時代は給与生活者と呼ばれていましたが、大正時代中期にサラリーマンという言葉が生まれます
企業はこのサラリーマンを採用→雇用するわけですが、その採用形式も学校を出たての社員=新卒採用 社会経験のある人材の採用=中間採用 の大きくわけて2種類があります 私は現在、この採用と教育研修の責任者をしております
さらに細分化すれば新卒採用は大学・大学院卒、短大卒、専門卒、高卒、中卒と学歴別に分けられます
中間採用は高いスキルがかわれてのキャリア採用とさほど高いスキルは要求されないが労働力としてほしい採用と分類できます ここにはパート・アルバイトも含まれます さらに短期間でのポイント採用の派遣社員や短期アルバイトも含まれます
新卒が学歴別なら中間採用はスキル別になります
新卒採用0は子供の生まれない世界と同じ
私の最初に勤めた会社は新卒一括採用の採用形態の昭和型大企業モデルの会社でした
同期入社は大卒166名 新卒しかいません メリット・デメリットを見てみれば
同期間、世代の近い上下間で競争を原動力とできる点です 商品開発、営業数字など競い合わせることにより資本主義の競争の原理が最大活用されます 半面競争社会は敗者も生み出します 結果が出せないは退職に直結します
また当然最初の給与が低いので優秀な人材を低コストで採用できます
職務経験がないことから企業文化を受け入れやすいく育て方によっては愛社精神の強いコア人材に育てることが可能です 考え方を統一できるに趣を置く経営者はここを重視します
また、型にはまらない柔軟性や行動力が新規事業の立ち上げや現状の打破において思わぬ効果を発揮することもあります
ただし入社は卒業後になりますので春まで待たねばなりません 今のようにコロナの影響が2月末に深刻になり状況が変わっても「やっぱやめた」ということが基本はできません
簡単に言えば新卒採用は原材料仕入れであり これから企業で調理しなければなりません それを手間ととるか否かの問題です 教育研修コストも掛かります 新卒は長期スパンで取り組まなければならないことなのです
育成に時間とコストが掛かることは覚悟しなければなりませんので、その余力がない企業には難しい問題ですが 従業員の人口ピラミッドをバランスよく構成できるというのが最大のメリットです 中間採用ばかりに力を入れていて気が付いたら次の世代がいないなどは気づいてからでは遅いのです
中間採用は即戦力
手間ひま掛かる新卒採用に比べ中間採用は即戦力というありがたい存在です 採用期間が1年間と長い新卒採用に比べ、中途採用は短期間で人材を確保できるのがメリットです
中間採用の型は新卒採用以上に幅広く 高度なキャリアを必要とする場合はエージェントを利用したり、場合によってはヘッドハンターを利用したりします ただしこちらはコストがかかります
社会人としての基本常識は備わっているのもヒューマンスキルの研修がいりませんし同業種ならスキルもありますからこちらの教育研修費もいりません
自社にないスキルがあったり 思いつかないようなアイデアや意見が提案されることもあります
しかし職務経歴がデメリットにはたらくこともあり 自分のやり方に固執したり、社風になじめなかったりして、成果を発揮できないこともあります
忍耐力のなさ 社会行動になじめない性格によって転職を繰り返してきた人もいます
中途採用は新卒採用と比べて給与水準が高くなるため、ミスマッチにより期待から外れた能力の場合もあり そうなると会社へもダメージになります
即戦力はありがたいという点にばかりとらわれて採用活動を進めてしまうと、組織の年齢バランスが崩れます 中途採用では、どうしてもミドル層やベテラン層に人材が集中する傾向がありますから 組織が年配者ばかりになってしまう可能性もあります 高い年齢層ばかりになり廃業した会社も見てきました
現在は両方の採用に携わっていますが 採用は長期スパンで組織の人口分布図を視野に入れて行わなければなりません 5年後はどうなってる、10年後は…20年後は…で考えなければなりません
企業は人なり 非常に重要な仕事だと思います
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました