若者から見て日本の企業は魅力がないのか
戦後の日本から見るとアメリカ人の生活は夢のように見えたらしいです
テレビや冷蔵庫、掃除機や車・・・企業に勤めれば安定的な生活を一生保障してくれる
戦後の日本はアメリカに追い付け追い越せで懸命に働き続けた結果 経済戦争に勝ち 新卒一括採用、年功序列、終身雇用という「企業に忠誠を誓い一所懸命働けば一生面倒を見ますよ」という家族的な就労モデルを構築します
昭和という時代は戦争でアメリカに負けたが、経済戦争では勝った時代といえます
経済戦争で負けたアメリカは終身雇用など出来なくなり一気に実力主義の就労スタイルに変換せざるをえませんでした
「この大学は入れば何を学べ、何が身につくか」学校もシビアな目で選択されます
この会社では何を身につけ、スキルアップし次に行くというキャリアアップ転職を10回以上繰り返します 「会社に入ったらそこで一生働く」という安定がなくなると実力を磨き続け生きていくしかないのです
これは経済の低成長、中国等の伸びにより現在の就労モデルを維持できなくなった日本も同じです 社員の面倒を一生みるなどは不可能なのです
親世代の言う「ひとつの会社に入ったら一生そこで頑張れば、昇給もして、昇格もして安泰だから・・・」は完全に死語になりました
・企業は一生面倒を見てくれるわけではない
・企業はいつまでも繁栄しない→20年サイクル
・GAFAのような企業が生まれてこない
何が何でも就職しなきゃ!という気持ちは薄くなってきています
これからの就労のカタチを考える
これからの就労のカタチはどんなものがあるでしょう
①その企業で一生勤めあげる
終身雇用は終わった サラリーマンはオワコンと言われようがやはり最もリスクのない生き方です 一昔までは「会社の寿命は50年」と言われてましたが 今は20年です ですが日本は割と長寿の企業が多いのが特徴です
本来「一生懸命」とは言わず「一所懸命」というのが正しい言葉です 一つの場所で懸命に生きるというのは最も日本人らしいと思います
②スキルを磨きステップアップ転職していく
これも仕事=自己成長 自分の腕っぷしで生きていく という意味でいいと思います 本来あるべき姿なのかもしれません 社会は変化していくので、その変化に合わせて企業を変えていく意味でも理にかなってます
③スペシャリスト=専門家で生きる
勉強ができたから医者・弁護士 運動が得意ならスポーツ選手 顔がいいから俳優 話しが面白いからコメディアン など才能を開花させて専門分野で生きることにもチャレンジしていく人も当然いるでしょう 実力の世界です
④起業・フリーランスで生きる
ネット等の復旧で一昔前より起業し易くなりました AIなどの技術が進歩していけば人件費も削減できるようになると思います PC1台あれば誰でもフリーランスになれます 資金的に問題があるならクラウドファンディングという方法もあります 日本はもっともっと新しい企業が生まれなければならないと思います
⑤投資家になる
もっとも富裕層が多く もっともリスクがある生き方です 日本人はリスクが苦手なので投資家も少ないですが 株式投資などは全世界がフィールドの仕事で頭脳も磨かれます ハイリスクハイリターンの株式投資に比べ不動産投資ならミドルリスクミドルリターンです
私の以前の会社の元上司は早期退職し退職金で株式投資を始めました リーマンの時にはボロボロでしたがその後コロナでも順調です かなりスキルアップしていると思います
職場は自分を鍛えてくれる道場
どの就労のカタチを選ぶにせよ自分を磨き自己成長させなければなりません
稼ぐとは頭脳を鍛えて鍛えて鍛えまくって成り立つものなので 稼ぐスキルは簡単には身につきません
「職場は自分を鍛えてくれる道場だと思って出勤してこい」と新入社員の時に言われましたが、今もってその通りだと思います
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました