仕事・社会・家族
計画通りにいかないのが人生ですね
計画通りに進捗するのは学校ぐらいで 仕事の昇進 結婚 子供・・・・計画が必要だとはわかっていても なかなかその通りにはなりません
連合艦隊司令長官 山本五十六は父親が56歳の時の子供だから「五十六」と名付けられたそうです もし大学に進学させるとしたら親が80歳近くになって卒業となります
ドナルド・E・スーパーは個人的な生活と職業生活の全体を統合的に「ライフキャリアレインボー」で示しました
それぞれのライフステージ(ライフスパン)で果たすべき役割の大きさが、ライフロールを基にライフスペース(帯の幅)で示されています 年齢段階と役割が視覚的にわかりやすくモデル化することで、キャリアの発達を人間の発達と関連付けておりわかりやすいのが特徴です
人生における役割=ライフロール
このキャリアレインボーの根底にあるのは キャリアは人間のパーソナルな部分である人生における役割=ライフロールと密接にかかわっているということです
また この2つはお互いに関連し合いながら発達していきます
人は 家庭・地域・学校・職場 という【 舞台 】があります
その舞台で9つの【 ライフロール 】(役割)を演じます
①子供 ②学生 ③余暇人 ④市民 ⑤労働者
⑥配偶者 ⑦家庭人 ⑧親 ⑨年金生活者
人生におけるキャリアとは「いくつかの役割を選択し 組み合わせることで自己概念を実現しようとする試み」と考えることができます
自己概念とは「自分とは何か」「自分はどうありたいのか」などといった自分に対するイメージのことです 自己概念は育った環境 生きた時代の文化 体験したことなど様々な要因を受けながらカタチ作られていきます
このうち職業に関するものを「職業的概念」と呼び それは職業選択を通して実現するものであるとされています
幸福か不幸かの分け方は意味がない
自分自身の人生を考えるとき 私たちは
「社会的に成功者といえるだろうか・・・」
「私の人生は幸福なのか・・・」
と考えたり よく論じたりします
ついつい「幸運」と「不幸」の二極化で考えがちです
「幸運が舞い降りないかな・・・」
「不幸は避けて通りたいな」
と願ったりします
これに対し 宗教人類学者の植島啓司さんは
我々は人生に座標軸を
①幸運 ②普通(つつがなく)③不幸
という3極で考えるべきです
するとその比率は5%・90%・5%くらいになるはずです
ほとんどが 普通(つつがなく)に収まるはずです
本来なら 普通(つつがなく)はとても幸せなことなのに、幸運と不運にばかり目が行ってしまいその幸せに気付かないということです
植島啓司さんはこの 普通(つつがなく)を幸運の陣営に入れるべきだと言っています そうすると「幸運95%」「不運5%」になります これは非常に素晴らしい考え方だと思います
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました