何を「核」にして動いているのか
大塚製薬の会長宅にベットのセールスマンが来た時のこと
会長はいきなり質問した
「君は何を売っているのか?」
「はあ、ベットです」
「だから、何を売っているのかと聞いているんだ」
セールスマンはしばらく考えて答えた
「安らかな眠りを売っています!」
「君それだよ!」と会長は手を握り、激励したそうです
このセールスマンは このひと言で開眼し一流の営業成績を残したそうです
私も新卒で入った会社の入社研修でのこと
「商売の基本は何だと思う?」と講師に聞かれ、同期社員が
「良い物を安く売ることです」と自信ありげに答えてました
「そう思う人は手を挙げて」→ ほとんどが手を挙げます
「良い物は高価だし そうでないものは安価だ!耳にきれいな言葉には気を付けるように!」
「よく覚えておくように!消費者はバカではない」
この辺が学生の浅はかさです
企業はスタートアップ時 良い物を高く売るモデルか それなりの物を安く大量に売るモデルかで始めることが多いようです
陽はドラえもん 陰はデスノート
企業にはコンセプトがあります
新入社員研修時 この企業のコンセプトをいろいろ学びました その中でも一番印象が深いのがセブンイレブン セブンは百貨店のように高価なものを売っているわけではなく スーパー系と違い定価です
コンセプトは 「便利を売る」
なるほど!24時間やってるし、キャッシュディスペンサーはあるし、郵便ポスト、各種支払い・・・ 小さな店舗の中であらゆるサービスが凝縮されています
大型スーパーや大型ショッピングセンターがどんどん出来ていく日本で、商店街から外れた個人商店が生き残るモデルはこれしかない・・・ そんな想いから日本に導入されました
世間の役に立つ会社は潰れない
であるなら 若者でもシニアでも これから起業を考えてる方は
「こんなものあったら便利 こんなことできたら嬉しい」をコンセプトにスタートアップすべきではないでしょうか・・・
「こんなものがあったら・・・」の願望の
陽は「ドラえもん」
陰は「デスノート」
この願望は漫画でも大ヒットします
前回もお話いたしましたが 人は困っていること 悩んでいること 苦しんでいること を解決してくれるものを、探し・行動し・お金を出してくれます
マイナスを0にしてくれるビジネスです
快楽を得るものにもお金を出します 「笑い」だけはお金を払っても笑いたがるものです
「こんな楽しいこといかがですか?」という提案もビジネスになります
0をプラスにしてくれるビジネスです
お値段以上ニトリ
うまい・やすい・早い などコンセプトをキャッチフレーズにしてしまうと より受け入れやすくなります
「うまくないものは扱わない」「高いものは扱わない」「時間のかかるものも扱わない」という店だということがわかりやすいです
企業も人も「物語」を売ることが大切
人はストーリー(物語)に心を動かされるところがあります
ストーリーには人の感情を動かし 記憶に残りやすい特性があるので「主人公」が「どういう想い」で「どう行動して」・・・・作られた商品・サービス・店・会社 というものです
コンセプトという「核」が明確で強い物であれば 行動もまっすぐで力強いものになります
私は学生を卒業したら「絶対に従業員として就職すべき」だと思います 「従業員として扱われる」は必須科目だと思うからです
でもこれからの日本は 副業も大切 だし 副業から起業も視野に入れる ことも大切だし 投資をすること も大切になってくると思います
学校を卒業して、企業も卒業する ということも視野に入れても良いと思います 自分の足で踏み出す時に「コンセプト」が非常に大切になってくるのだと思います
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました