宿命と運命
6種類の天中殺を説明してきましたが、六星星術のように6種類の天中殺のみで判断するものもあるので「天中殺のみでも十分」という考え方もあります
「複雑にして徹底できないより、シンプルにして徹底した方が良い」という人もビジネス社会では多いので『天中殺のみ活用する』もありだと思います
算命学の学校では「宿命はこの世のお役目・運命は人生の道のり」と最初に習いましたので、まず役目から見れば「自分は生まれた家系の中でどのような役目があるのか?」を知ることだと思います
最初のスタートの役目なのか?
後を引き継ぐ役目なのか?
外に出て新たに開拓する役目なのか?
最後を受けもつ節目の役目なのか?
ということです
本来家系から飛び出て自分の運命を切り開くべき人なのに、無理やり後を引き継がされたりすると苦労の多い人生になります
【自分の命式を見る】⇒ 算命学総本校 高尾学館 | 星出し (sanmei-gaku.com)
欠けた部分を補うために正反対のものを追い求める
6種の天中殺の特徴の核は『欠けている部分』です
欠けている部分を補うために、正反対のものを追い求めます
例えば心・精神の部分が欠けている辰巳天中殺なら、反対側の現実的世界を追い求めていきます
自分にかけたものを補うため欠けたものと正反対の要素を取り入れて、強化して人生の武器にしようとします
これが進むべき道になります
欠けた部分がなければ人間は成長しないとも言えます
年で廻ってくる天冲殺はどうすいべき
天中殺というと「 何をやってもダメなとき 」 「 なにか悪いことが起こるとき 」などと思い込んでる人が多いようですが、正確には空間と時間の不適合接合という現象です
下がるときは普段より大きく下がりますが、上がるときには逆に大きく上がります
運気は管のような中で下がり過ぎないよう、上がり過ぎないようにされていますが、天冲殺の2年間はその管が外れた状態です
何もない場合もあれば、下がりすぎる場合もあれば、上がりすぎる場合もあります
運が悪い時期と捉える人が多いですが、大きな実績・成功もあります
ただし終わりが 美になりません
私も新潟の支店長時代、天中殺で飛ぶ鳥落とす勢いで伸ばしたことがありますが、中越大震災で急転直下落ち込みました
本来、天中殺の時は謙虚になり、感謝の意を込めて組織に、周りの人間関係に尽くす、奉仕するときなのです
そのことにより天中殺後 人格・運格が上がるのです
ただ、天中殺の力を借りて大きく伸びて大成功を収める人もいます
たいがいは、傲慢で、やななタイプが目につきます
人間の運気は良すぎてもダメなのです
努力もなしに、実力もなしに伸びた運気はその人の人格と運格にとって「害」だといえます
人は陰陽のバランスをとって成長していきます
辛いこと、厳しいこと、嫌なこと・・・という陰と
伸びる、成果を出す、成功する・・・という陽がバランスよく入り混じって人間の運格が出来上がっていきます
ビジネスの世界で生きるとは、陰を自ら求め、陽を喜ぶ世界と言えます
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました