資本主義は競争社会
「自己成長」の次は「競争」について考えてみたいと思います
日本は資本主義です 資本主義の核は競争社会です
「競争のないところに発展なし」という考えから社会が動いています
対する共産主義は「平等社会」です 「人間は公平でなければならない」という思想です
競争社会は敗者を生みます
競争社会は格差も生みます
競争社会は問題もたくさんあるのです
特に物を開発する仕事 物を売る仕事 は常に数字で計られるので 称賛もあれば 惨めな想いをすることもあります
「勝てば官軍 負ければ賊軍」の空気があり やりがいもストレスも両方多い世界ではないでしょうか
人それぞれですが、私たちは進学する高校でなんとなく人間が分類されていくのを感じます
営業であれば同期と数字で比べられ 商品開発ならば他社商品のスペックと比べられ 常に競争の中にいるという自覚が芽生えてきます
数字が人格
人は自分を数字という冷たいもので計られるのを嫌います
「数字が全てじゃない」「数字だけ見て判断するな」という想いです
戦前は家柄での人の差別が多くありました 「家柄が・・・」で結婚できなかったり 入学できなかったり 入社できなかったり
今は入学は合格点という数字のラインがあります
私も営業の世界が長かったですが「学校名による差別は皆無」でした 実績が全てです
数字の上の人間が下の人間を見下したり 数字で異動や出世が決まったり
社会は数字が人格 という部分が多いのも事実です
競争社会の良し悪しは哲学の問題 であり、人間は競争から起こる様々な問題に対してモラルを構築していくと思います
社内での競争もあれば 社外との競争もあります
「A社は質を落として値段を下げている 粗悪品だ」
「B社はプレミアムで客を釣っている 品がない」
叫んでみても自由競争の社会では意味がありません
現実 我々の目の前にあるのは
お客様の都合 と 他社の勝手 しかありません
競争社会の恩恵は テクノロジーの発展 サービスの向上 だけでなく 自分も競争の中で成長していくという点だと思います
人は生まれか 育ちか
日本だけではなく、世界は長きにわたり「生まれ」で差別されてきた歴史が長いです
「家柄が違う」「身分が違う」「女だから」本人の努力・実績よりも重視されてきました
人は生まれ か 育ちか
そんな世界でオランダで生まれた言葉が
高貴の生まれより
気高き心が大切
というものでした
生まれた家柄よりも、心のありようや努力が人間性に大きな影響を与えるという考え方です
人は出自よりもその後 どういうしつけや教育を受けたか どのように努力してきたかが、人生をより良く生きる上で大切だということです
生まれは変えられないが生き方は変えられる
「生まれ」で差別されることなく 「育ち」で評価される それが自由競争社会という選択なのではないでしょうか
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました