まだ日本は人口が多い
とある伊豆半島の知人の話
「わたしの町では昨年の死者が150人で生まれた赤ちゃんが9人!死者が3桁になったな…と思っていたら出生は1桁になっちゃった」
これは日本全国いたるところで出ている問題でしょう
会社も東北出身者が多いので学校廻りに出張したとある東北の県での学校長の言ったことは
「これ以上うちの県から若者を引き抜かないでください」
人聞きの悪い・・・ 人買い屋みたいな言い方です
違う学校では「就職先がないんだから仕方ないです 首都圏に積極的に出るように生徒にも指導している」とのこと
日常では小さな変化ですが10年単位で観ると人口推移は大きな変化になってきています
知名度のある国で観てみると
・イタリア 6,055万人
・イギリス 6,753万人
・オーストラリア 2,520万人
・カナダ 3,741万人
・ギリシャ 1,047万人
・スイス 859万人
・韓国 5,123万人
・ドイツ 8,352万人
日本は1億2,600万人います 中国、アメリカ、インドの大国と比べれば少ないですが ロシアの1億4,587万人に迫ります
日本は人口が多い先進国なのです
100年先は難しいが25年先は予測可能
私の会社では地域ごとの25年後の予測数値をいつも作成しています
「100年後の予測は困難でも、四半世紀=25年後は予測しやすい」と言います 何より「100年後は俺は関係ないけど25年後は関心と責任がある」というのが本音でしょう
25年後人口が今より増えているのが東京都 名古屋も強いです
昭和に「太平洋ベルト地帯」という言葉がありましたが、それに戻りつつあり ある地域に人が集中していきそうです
これと連動して河合雅司さんの「未来年表シリーズ」を愛読してますが 良い縮小の仕方が今取るべき政策です
日本の人口1億2,600万人は
2065年 8,808万人 100年後は5,060万人 200年後は1,380万人 になると予測しています
小さくとも輝く国になるために 河合さんは まずは労働人口減少への対策を と言います
・移民を受け入れるがいつまでも頼れない
・AIで解決は夢物語
・新たな年齢区分で計算が必要 と語ります
私達は今回のコロナウイルスのように、いきなり来ると すぐに全力で取り組みますが、じわじわ来るものは「対応を真剣にやらない」可能性があります
戦略的に縮む
過去の成功体験は意味のない未来が来るにあたり、今から考えておくことは何でしょう
個人が取り組むことは
・働けるうちは働く
雇われるだけが仕事ではありません 経験・知識を生かして小さな起業も視野に入れる必要があります 雇われるのはしんどいと感じる人は、たとえ10万でも稼げる水源の確保が必要です
「仕事1.0から2.0へ」という言葉もあるように、今から2つ以上の仕事をこなす準備と実行が必要かもしれません 知識とスキル そして興味をもう一度棚卸ししてみましょう
・家の中をコンパクト化する
政府が推進するコンパクトな街作りと同じで 子供たちが独立した家に高齢者が一人でポツンと住むのは不便です
・ライフプランを描く
自分は〇歳の時、親は〇歳 子は〇歳 必要最低限のプランです 一人っ子同士の結婚も増えます そうすれば双方の両親のダブルケアになります また兄弟仲のいいことは非常に重要になります
・健康への知識と実践
長生きを幸せなことと定義するなら「健康で長生き」でなければなりません もっと言えば「お金に困らず 健康で長生き」を今からプランニングする必要があります 健康に関する書籍はたくさんあります
本屋に行ったら 健康のコーナーに少しだけ立ち寄ってみてください
ひとは
見たくないものは見ようとしない
信じたくないものは信じようとしない
考えたくないものは考えようとしない という癖があります
予想だにしない 今回のコロナ 自然災害 経済の大暴落 戦争などはいたし方ないにせよ、人口減少はわかり切ってる未来です
国が・・・ 地域が・・・ 会社が・・・「なんとかしてくれる」と考えるほかに 自分はこういう対策を考え実施してきた というものが大切になってくるのではないでしょうか・・・
やってダメだった後悔はどんどん小さくなるが やらなかった後悔はどんどん大きくなります
自分の人生の主役は最後の最後まで自分です 物語は最後の内容が最も重要ではないでしょうか
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました