百聞は一見に如かず
「百聞は一見におよばない 前線は遠いので戦略を立てにくい 私自身が馬で現地に行き、戦略を申し上げたい」
は前漢の将軍 趙充国(ちょうじゅうこく)の言葉です
「敵軍は我が軍の3倍です!」と報告を受けても
・老兵ばかり集めたただの寄せ集めかもしれない
・長距離の移動で疲弊が激しいかもしれない
・装備が貧弱かもしれない
・陣の体系より敵将のレベルがわかる
など手間はかかっても自分の目で確かめることの重要さを説いています
人間の得る情報で最も重要なのは目からの情報だと言われています
「運命」とは「軍」の「辶=動かす」動かし方で国の「命」が決まるという言葉だそうです
現代と違い古代は国の存続のかかった「戦術学」「兵法」は非常に優秀な人が身につけるべき学問だったと言われます
体験学習の大切さ
社会に出てからの学習スタイルは大きく2つです
OFF-JT・・・仕事を離れて行うトレーニング 座学の研修等
OJT ・・・仕儀とをしながら現場で学ぶもの 現場研修 です
学校でも座学スタイルの英語・国語・数学・社会・理科 などと
体験スタイルでないと学べない 美術・音楽・体育 があったと思います
学校教育では座学スタイルが多くを占めましたが、社会では逆転して体験スタイルでの学習がほとんどになります
いわゆる 目で観て覚えていく 身体で記憶していく ことが重要なのです
大脳と小脳の連携学習
なんでも始めて覚える技術は考えながらやります 大脳の領域です
やり続けるうちにその動作が小脳に落とし込まれます
小脳に落とし込まれる=身体で覚える です
夜中に寝ぼけて暗い中トイレに行ける などは大脳はたいして働かず共、小脳に刻まれた動きができるわけです
・車の運転ができる
・機械の操作ができる
・パソコンの操作ができる
・料理人ならキャベツの千切りができる
など この大脳と小脳の連結の完成は体験学習で身につきます
百聞は一見に如かず は 百見は一考に如かず そして 百考は一行に如かず 最後に 百行は一果に如かず に続いていきます
何千年たっても風化しないこの学習スタイルを連続で考えてみたいと思います
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました