過去の元号を観る
言葉には言霊が宿ると言われています
だから良書を読むことはいいことだとも言われました
特に何十年も使われる元号には強い言葉が宿ると言われています
明治は明るく治めようとした時代
大正は大いなる正しさを求めた時代
昭和は日=世界に向けて刀(武力・実力)で戦いを挑むが最終的には和することができた時代と言われています
太平洋戦争という武力闘争を世界に対して行い 敗れ 今度は経済戦争を仕掛け世界を圧巻しました 最終的には世界企業のトップ20に日本企業が14社という圧倒的な強さでした とにかく昭和は明るさを目指して戦いに明け暮れた時代といえそうです
子供を生み出せる女性の名前にも社会の雰囲気を変える力があると言われています
戦争に負けてから多かった女性の名前は 明子・正子・和子だそうです
「明るく・正しく・平和に」を時代が求めたからではないでしょうか
「令和」はどんな時代か
平成は平和に成るという願いが込められており唯一戦争が起こらなかった時代といえますが、平に成るという意味もあり 今まで築き上げてきたものが崩れ平な状態に成ったとも言えます
今や世界の企業トップ20に日本企業はなく、トップ50で観ても35位にトヨタ自動車が入るだけです
当時元号の候補は3つあり 「1つ良いのがあったが、よりによって1番悪いのを選んだ」と言っている方がいました その言葉の印象が強く、元号に興味をもつようになりました
令和はどうなるのでしょう・・・
日本経済新聞からですが
初春の令月にして、気淑(よ)く風和らぎ、梅は鏡前の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫らす
漢字に詳しい京都大の阿辻哲次名誉教授は「万葉集によると、『令月』とあるのは『素晴らしい月』という意味 まさに天皇の代替わりに伴う季節感と、平和を謳歌しているというイメージを受ける」と指摘
「令」には、「令嬢」「令息」といった言葉に使われるように「よい」という意味がある
また「令」の漢字の構造は、ひざまずいている人に申しつけているという形で「命令」の意を含む このため、令和を漢文調にすると「和たらしむ」とも読める
という専門家の解説です
いい未来を願って元号はつけられる
平成はバブル崩壊から始まり、令和はコロナウイルスの蔓延から始まりました
スタートは非常に苦しいと言えます
昭和は物質的には豊かさが急上昇しました 文明の伸びた時代です
対して平成はアニメ・ゲーム・スイーツ・観光・音楽の多様化・食文化の多様化など精神的な豊かさは大いに伸びました 文化の伸びた時代です
私たちはいい未来を願って日々生きています
少子高齢化による人口減少 国の借金の多さ など多くの問題を抱えていますが、未来は明るく願いたいですね
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました