人財育成のビジネス算命学
ビジネスに占術を活用してきた経験から、四柱推命・算命学を中心にどう活用すべきかを書き綴っていきたいと思います  また長年の採用・教育業務・管理職の経験から人生100年時代の新卒の就活、ミドルの転職、シニアの転職、キャリアプランやライフプランを企業側からの目線で情報発信していきます 
新卒の就活

高校生にお勧め観光業

高校生の今年の求人倍率2.08は前年同期比の24.3%減です

どうしても学業優先の為、会社説明会に参加できるのも7月末、選考開始は9月に入ってからでしたが、今年はコロナの影響で授業が遅れたこともあり選考開始が10月16日からでした

求人が前年の四分の一現象したとはいえ、リーマンショックの頃の求人倍率0.5~0.63などに比べれば今年の求人倍率2.08は厳しい内容ではありません

高校の就職担当の先生達は口をそろえ「リーマンショックのの時の就職は非常に厳しかった」と言います

ただ紳士協定の大学生・専門学生と比べ、ハローワークで厳しく管理されている就活スケジュールになるので企業はフライング出来ません どうしても大学生・専門学生に内定を出した後になります 今年のように採用目標数が日々縮小傾向にある年は、活動が遅いのは若干不利でした

また「一人一社制」のルールの為、広く廻ることができません

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皆、進路希望は人それぞれあるでしょう ただ18年間という短い人生の中での選択ですから「なんとなくしか決まってない」「特にこれと言ってない」のであれば

観光業をお勧めします

私は昨年・今年とリゾート事業の採用も担当しましたので観光業界の展望も肌で感じ取ることができました

「えっ、観光業はコロナウイルスの影響をもろに受けて大変じゃないの?」と思われるかもしれません 確かに今はホテル・旅館のオーナーは「戦後最大の危機」と言います

しばらくは採用に消極的でしょう ではなぜお勧めなのか・・・

【理由その1】

ただ、観光業は世界的に成長産業です

特に日本の観光業は1位自動車、2位化学につぐ第3位の産業です しかも成熟産業でなく成長産業です 世界の人々からも人気のある観光地が日本なのです 東京オリンピックがなくなったとしても、今後多くの人が訪れると思いますし、国民の観光に消費する金額も増えると思います

国の期待値も大きく、現在Gotoトラベルなどで国費を費やし支援してくれています

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【理由その2】

学歴による差が非常に少ない点です

専門学校を出ていないとできない仕事、大学を出ていないとできない仕事がありません

出世もフラットです

大卒を欲しがる経営者もいますが「大卒がする仕事はない!」という現場責任者の方が多いです

調理師にいたっても、高校で調理の授業がある学校も多いですがそれで充分やっていけます 宿泊業は今後ビュッフェスタイルが主流になりつつあります 専門学校で2年費やすなら現場で2年腕を磨いたほうがいい・・・という調理長もいます

高校でも観光学科を設置している学校が増えてきましたが、特に普通科で十分です

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【理由その3】

現在、コロナウイルスの影響を強く受けてますが、長い目で観ればダメなところが淘汰され いいところが生き残り、観光業が復活したころには多くのきれいなホテル・旅館が増えてくると思います

日本の観光産業は遅れており、日本は三ツ星高級ホテルが非常に少ないのです 外国人観光客の多くがビジネスホテルに宿泊させられているありさま 絶対的に高級リゾートホテルが不足しています

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今後は水中ホテルなどもできると思います

とにかく高級ホテルが出来れば、宮殿のような職場で働けます

今年入社した高校生は「こんな高級できれいなホテルで働きたいな・・・と毎日ホームページを見てました」と言ってました 働く職場がきれいで高級っていいですよね

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逆に問題点も知っておいてください

これはどの業界にもいえることですが、AI が導入されると仕事が奪われる部門が出てきます

またリゾートホテルは人里離れたところにある場合が多く、寮からコンビニまで歩いて行けるコンビニがないなどはざらです

そもそも売り上げに対して人を多く使いすぎてる様に思えます 担当した地域では1・2を誇るリゾートホテルの1つは、ほぼ私が長野で支店長をしていた支店と同売り上げですが、私が14人の部下でやっていたのに対してパート・アルバイトを含め70人以上でやっています

日本のホテルは利益率が海外に比べ悪く、給料が高くありません

また離職率も高いのも問題です 休日等はだいぶ改善されてきましたが、レストランなどや調理など朝食で4時間働き、4時間空けて、夕食で4時間・・・いわゆる中抜け勤務があったりします 人手不足が深刻な部署だと残業も多いです マネジメント職のレベルも高いとは言えません 離職率が悪いので派遣社員を多く使用して収益率をさらに悪化させていたりします

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問題点は多くありますが、高校を出て70歳近くまで働くとなれば50年以上働くわけです

成熟産業でなく成長産業なわけですから、どんどん改善され労働環境も進歩していくと思います

成長していく産業であれば、キャリアを積んで転職もできます 日本には外資大手のホテルが将来的に多数進出してくると思いますが、大手の外資系に移ることもできます 今年入社した高校出身者は「将来は大好きな韓国のホテルで働きたい」「アメリカのホテルで働くのが夢」調理師なら全員が「将来は自分の店を持ちたい」と皆、自分のキャリアプランをもっています

キャリアに関して言えばホテルは専門型マルチ型とあります

専門型はフロントならフロント、レストランならレストランで専属に働くこと

マルチ型は、朝はレストランで朝食、お客様が出ていく時間はフロント、出て行ったあとは客室清掃、お客様がチェックインするころまたフロント、そしてレストランの夕食など1日に様々な業務をおこないますどちらがいい悪いはありません

基本的に仕事はやりながら好きになっていくものです

成長産業であること 学歴による差がないこと がお勧めポイントです

ABOUT ME
ashikaga
採用・教育・研修業務と営業・企画の業務が半々のキャリアでした 支店長・企画課課長・営業部長・採用教育部部長の経験あり 大企業⇒中小企業⇒大企業でキャリアを積みました 算命学は高尾学館を卒業 部下の管理や育成に大いに活かしてきました サラリーマンと個人の事業と投資をしています