人財育成のビジネス算命学
ビジネスに占術を活用してきた経験から、四柱推命・算命学を中心にどう活用すべきかを書き綴っていきたいと思います  また長年の採用・教育業務・管理職の経験から人生100年時代の新卒の就活、ミドルの転職、シニアの転職、キャリアプランやライフプランを企業側からの目線で情報発信していきます 
社会の知恵袋

SNSにどう対応していくか

SNSの規制について考える

オーストラリア政府は世界に先駆け16歳未満のSNSの使用に制限を設けました

SNSにより子供たちが傷つき、自殺までする子がいるからです

SNSの規制といえば中国ですが、一般人の動機のわからない大量殺傷事件が頻繁に起きていますが、経済の冷え込みが厳しい中国では失業や給料の未払いなど、生活が苦しい人たちが急増しています

SNSにその苦しみを発信してもすぐに削除されてしまう

「自分はこんなに苦しんでいる」ということをわかって欲しいのに、まるで社会から無視されているような状態が「目立つような大事件を起こそう!」という心理に向かうようです

そのような意味では、SNSはガス抜くのような役割があるのかもしれません

SNSは誰もが多くの人達とつながることができる素晴らしいツール

見えないところから人を批判し、傷つける卑怯な奴がたくさんいる

など様々な意見が飛び交いますが、紆余曲折しながらSNSは社会に溶け込んでいくと思います

知性を磨いて対応していく 

ネット上には玉石混交の様々な情報が飛び回っていますが、少しずつ人々は「玉=いい情報」か「石=ダメ情報」かを選別できるようになってきています

知っている知らないが『知識』

答えがあるものをより早く正確に導き出す能力が『知能』

答えのない問題を考える能力が『知性』

であるならば、SNSの問題により知性が鍛えられます

規制をするのは簡単ですが、知性を鍛える意味でも子供のうちからSNSに触れておくことは一理あります

・ネットで投資詐欺に合っている

・SNSで傷ついている人がいる

・高額バイトで犯罪が増えている

とこれからも様々な問題が出てくると思いますが、そのつど学習して対応力が上がっていくと思います

移動や運搬に便利な自動車ですが、一時期は『交通戦争』と呼ばれるほど交通事故による死者数が多かったです

「戦争より多くの人が亡くなっているのだから自動車など廃止すべきだ!」とはなりません

・歩行者に事故の例などを学習させ、自動車への対応力を上げる

・警察による交通ルールの改善の積み重ね

・自動車メーカーの安全装備の向上

などの三方面からの努力により、昭和45年16,765人いた死者数が、令和2年には2,839人まで減少しています

SNSにも

発信する側のルールとモラル

受信する側の知性の向上

管理運営側の改善の積み重ね

法による規制対応

などで四方面から進化していくことになると思います

SNSによりコンフォートゾーンが広がっていく 

人にはコンフォートゾーンというものがあります

コーチングや心理学などで用いられるコンフォートゾーンとは、人が「安心できる・自分のコントロール下にある」と感じられる領域のことです

 考え方、いつものやり方、いつもの行動、いつもの人々、いつもの仕事など、自分に馴染みがあって心地よく感じられる空間がコンフォートゾーンと呼ばれます

人は「変化を好まない」生き物で、それは変わらないこと=安心できることだからです

「新卒で就職した会社に定年まで勤める」も忍耐強いともとれますが「転職したいけど勇気がでない」という、変わることよりも同じ状態に留まることの方が安全だと脳が判断しているとも言えます

人には

①コンフォートゾーン

②ラーニングゾーン(ストレッチゾーン)

③パニックゾーン

の3つがあります

コンフォートゾーンは負荷が最も小さい安全地帯でが、人は成長の為にコンフォートゾーンから出て、適度なストレス状態であるラーニングゾーンに身を置き成長しようとします

ラーニングは「自ら学ぶ」という意味です

負荷が高すぎるとパニックゾーンに移行し、成長するどころか心身に支障をきたしてしまうこともあります 

転勤や転職で慣れ親しんだ職場が変わると、新しい環境、新しい人間関係、新しいスキル、新しいルール、新しい目標などの変化が起こりストレスを受けますがコンフォートゾーンは広がります

ストレスのある環境に身を置くことは「自分はこれまでコンフォートゾーンにいたのかもしれない」と気づくきっかけにもなります

人は意識しなければ、変化を止めようとする性質がありますので、変化を拒んで一定の状態を維持しようとする「心理的ホメオスタシス=恒常性」というメカニズムが働いています

このメカニズムにより、外部からの働きかけや自身の強い意志が無ければ「平常運転=コンフォートゾーン」を保とうとします 

コンフォートゾーンは私たちが生きていく上で心理的安全が保たれ、神経をすり減らすことなく心の健康を保つことが出来るという重要な意味を持っています

逆に同じことを繰り返す安心な領域の中には「変化」がありませんので、ここに留まっていると、安心ではあるけれど成長することも出来ないのです

コンフォートゾーンを超えて成長をしていくとき

恐れの領域=フィアーゾーン

学びの領域=ラーニングゾーン

成長の領域=グロウスゾーン

の3つの段階があります

SNSは次から次へと洪水のように情報が流れ込んできます

多くの情報から質のいい情報を選別する能力が磨かれていきます

質の良い情報から『慣れ親しんだ考え方』のコンフォートゾーンからラーニングゾーンに移行できる

考え方が変われば行動が変わり、習慣が変わり、現実が変わる

自分がバージョンアップできる

というのがSNSの正しい活用法のような気がします

考え方を変えるのは苦痛だし、習慣を変えるのも苦痛ですが、変化がない世界にいれば今の時代の加速度的に変化する時代についていけなくなります

「自分のスキルは古くなった」「終身雇用からジョブ型雇用に変わった」「年功序列が終わり役職を降ろされた」など、変化は苦痛ですが対応しなければなりません

どのような方向へ変化していくかはネット情報でキャッチできます

SNSは規制より知性により対応していくべきだと思います

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

ABOUT ME
ashikaga
採用・教育・研修業務と営業・企画の業務が半々のキャリアでした 支店長・企画課課長・営業部長・採用教育部部長の経験あり 大企業⇒中小企業⇒大企業でキャリアを積みました 算命学は高尾学館を卒業 部下の管理や育成に大いに活かしてきました サラリーマンと個人の事業と投資をしています