風水秘伝‐戌亥天中殺

戌亥天中殺とは
戌亥天中殺は現実世界が冲殺されている為、親兄弟が支えにならず、現実世界の地位・名誉・財産に大きな価値も見いだせない為に心の世界・精神の世界に傾斜していきます
哲学の世界や高僧に戌亥天中殺が多いのはその為です
穏やかそうに見えて時に本質を突いた鋭い一言を言い放ったりします
戌亥天中殺は家系の流れを離れ、誰にも頼らずに自分の人生を構築していくのが基本であり、身近な人には理解されずとも遠くの人達には好意をもたれるのです
先祖の恩恵や家柄に頼らず、自分一代の新しい世界を創るのが戌亥天中殺の進む方向であり、この条件を満たしてくれる人生ならば所有している全エネルギーを完全燃焼できます
その戌亥天中殺のエネルギーを燃焼しやすいか否かを陰占命式で観てみます
日干と月支の相生相剋関係がどうなっているかを観てください

十二支の五行関係は下図の通りです

5つのパターンで戌亥天中殺の陽転順序を見てみます
※家族愛のカタチが日干と月支のカタチであり、日干と月支は家族に対する願望といえ、天中殺はその途中工程における実際の行動というのが風水秘伝です
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陽転しやすい戌亥天中殺
1.日干が月支から剋される場合
日干←✖月支
これが戌亥天中殺には一番ありがたい型で宿命が必然的に陽転していきます
家系から独立して自由に生きたいエネルギーを家系の方も押し出してくれていることになり、遅かれ早かれ家系を離れて自分の人生を歩めます
家系を重んじながらも精神的にも現実的にも離れていき、矛盾がない型の為に家系を破壊する事も無い分家型です
2.日干が月支を剋す場合
日干✖→月支
これも次にありがたい型であり、自分自身が家系を剋して家系のカラーには従いにくくしていますので、戌亥天中殺のエネルギーは陽転現象に入りやすくなります
十二大従星が身強の場合は効果大で、身弱だと効果は弱くなります
この型は成長と共に反抗心が強くなっていき、親の運気や家系のカラーを壊しやすく、戌亥天中殺が離れていくと元の家系に戻っていきます

陽転しにくい戌亥天中殺
3.日干と月支が比和の場合
日干=月支
比和という状態はお互いに意識しながら融合していきますので、生じる+剋すの両方の質があります
どちらかというと剋す質が強くなるので、身弱の星が多い方が陽転しやすくなります
家系に溶け込めないながらも「自分自身を認めてほしい」という気持ちが強い人です
強い家系であったり両親の運気が強かったりすると、家系から離れられずに自己開発が遅れます
両親のもとや家系の流れから離れず自分を生かそうとすれば、他の兄弟を押しのけて家系の権力者になります
これは女性の方に顕著に表れ、代わりに自分の結婚運が下がります
4.日干が月支を生じる場合
日干〇→月支
家系から離れる戌亥天中殺が家系を生じて盛り上げようとするのは大いに矛盾になり陰転しやすくなります
身強ほど陰転し、身弱ほど救われます
家系に対し奉仕的に生きてきたのに後年に裏切られた感が芽生えやすくなります
本来は離れて自分の人生を歩みたいのに家系離れが下手な人といえそうです
5.日干が月支から生じられる場合
日干←〇月支
家系の流れから離れて自分の人生を自由に歩みたいのに家系が追いかけてくるカタチですので陰転しやすくなります
「離れたいのに離れられない」という状況は、自分の望むカラーが出せずに家系のカラーに染まってしまい、反発心・反抗心が強くなっていき、家庭が荒れる場合もあります
このカタチは人為的環境創りを必要とします
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました
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