離婚占技

結婚に対する環境変化
そもそも結婚とは何でしょうか?
100年前の日本はほぼ全員が結婚していましたが、途中に太平洋戦争を挟み一時期混乱します
この頃は多様性という文化はなく、適齢期になれば問答無用に結婚させられました
太平洋戦争が終わり兵隊さん達が戦地より帰り、日本も復興が始まった1955年から結婚率が伸びはじめますが、この時期はまだ戦争で亡くなった男性が多く女性過多でしたが、戦争中はまだ学生だった子供たちが大人になるとぐんぐん結婚数は上がっていきます

1900年代まで結婚率は95%と当たり前に結婚していましたが、就職氷河期に突入すると「結婚したくても収入が不安定でできない」等の理由から下がり始めます
就職難にプラスして生き方の多様化なども加わり、結婚率は下がり離婚率は上がります
昔は女性は社会で働き続けることが難しく「生きる為に結婚する」という感じでしたが、女性も男性に食わしてもらわなくても十分生きられる時代になりましたので、結婚は必ずしもしなければならないものではなくなりました

また上図のように昔はお見合いも多く、相手選びも親が強く関わっていたことが多かったようです
昭和の考えは崩れつつあり「一つの会社で生涯働き続ける終身雇用の崩壊」もあり「一人の人と一生暮らす」という結婚のカタチも変わりつつありますので『離婚』という選択は頻繁に考えられる選択肢かもしれません

今回はこの『離婚』について考えたいと思います
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なぜ離婚しようと考えるのか
「離婚できますか?」と聞かれてもすぐに星を観たりはしません
離婚したい理由が愛情の問題か?夫婦関係以外の外的な要因か?を探ります
占術で分析してほしい場合は夫婦関係に問題がある場合が多いですが、もし外的要因ならば占技は関係なく人生相談や法的問題になります
まずは『結婚占技』で観てみます
①西方(右手)の十大主星を観る=結婚観が相手に理解されているか
西方の十大主星を相手がもっていない場合は、自分の求めている家庭がつくられておらず居心地の悪さから小さな不満が積もり積もっている場合があります
②行動領域の重なりを観る
領域の重なりが多いとなかなか離れられず、離れられないから「離婚できますか?」と聞いてくるのです
そもそも重なりが全くなかったら「離婚できますか?」と聞く前にすんなり別れています
③共通干支はあるか
共通干支があると離れがたいものがあり、別れる決断ができにくい場合も多いです
ただし大運で共通干支が廻り結婚していた場合は、共通干支がなくなるタイミングで別れやすくなります
④半会・支合が多いか
三合会局・半会・支合などの『合法』があり、対冲・刑などの『散』がないと、いわゆるくっつく力が強く引き離すのが大変になります
「半会・支合などの合が2つもあり、散がない」となると、ケンカばかりしてるのに別れる気配がないことも多いです
上記が離れることに対する障害になります


弱まる時期を大運で観る
結びつきが弱い時期を見定める為に『大運』を観ます
下図のように10年ごとの大運で丙戌が廻ってくると、丙と辛が干合して癸に変化しますので『干合虚気』となり、辛未が癸未となり行動領域が一時的に変化します


行動領域の重なりが減少(したように見える)時が別れやすくなります
重なりが少ない時が離れやすいので別れるのであればこの時が最も適した時期となります
また位相法で西方が大運・年運で対冲の時は離婚のきっかけをつくります
逆に半会・支合などの合の場合は離婚しにくくなります
刑の時は隠れていたものがはっきり出てきたりしますが、逆に争って別れる場合は有効に働きます
害は裏切りという意味があり避けた方が無難で、泥沼化する恐れがあります
『離婚を考え直す』のであれば西方が半会・支合などの合の時が良いタイミングです
また大運や年運で調舒星=孤独・龍高星=離別・貫索星と車騎星=単独が廻ってくる時が別れの気分には有効に働きやすいです
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました
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