宿命に合った環境を整える
命式に出てくる星に良し悪しはありません
もって生まれた宿命はニュートラル=中立的なもので、どこで生まれたか=環境で変わってきます
あるのは陽転(=性格が長所として現れる)と陰転(=性格が短所として現れる)だけです
しばらくは十大主星別に、どう陽転(=性格が長所として現れる)させるかにテーマを移していきたいと思います
同じリンゴの木でも青森で育てるのと、沖縄で育てるのでは環境の違いから育て方が違います
同じくサトウキビを沖縄で育てるか、青森で育てるかで違ってきます
本を読むのが好きな子供が学者の親の元で育てば、多くの本を与えられ幸福かもしれませんが、商店で育てば「本ばかり読んでないで店を手伝え」など言われたりします
本を読むのが好きなら、本を読める環境を自分でつくれば陽転していきます
宿命に合った環境で育てば幸せですが逆境に弱かったりします
宿命に合わない環境で育てば苦労はしますが人間性は磨かれます
十干と十二支から様々なものを導き出していきますが、十干・十二支を骨組みの数字=符号と呼びます
十干の組み合わせで『十大主星』が導き出され
十干と十二支の組み合わせで『十二大従星』が導き出されます
それぞれの星はどのような環境であれば陽転するのかを述べていきます
【自分の命式を見る】⇒算命学総本校 高尾学館 | 星出し (sanmei-gaku.com)
静かなファイターが貫索星
貫索星は陽の守備本能の星で単独で守る星です
一見大人しそうに見えますが、自我心が強く、頑固、一人でやり抜くファイトと、一人で守り抜く根性がある星です
人との細かなやり取りは苦手な方で、全て自己責任でマイペースに行動する信念を貫く星です
行動は単独行動に良さがあり長距離ランナーと言えそうです
この静かだが独立独歩の貫索星の陽転している姿はやはり、諦めずにやりきる、人生哲学やポリシーをしっかりもっていて意志の強さを感じられるなどです
不器用な面はありますが自信がある貫索星は柔軟性が出て、付き合いが広がり社交的になります
逆に陰転した貫索星は自信がなくなり、人との付き合いが少なくなります
外が柔らかくて内が固いのが陽転している貫索星で
外が固くて内側が柔らかい(=自信がない、優柔不断)が陰転している貫索星の姿と言えるでしょう
貫索星を陽転させるには
貫索星と車騎星は厳しい環境で育った方が陽転しやすいです
我慢と忍耐をあまりせずに育つと「生煮えの貫索」になります
貫索星のよさである、やり抜く力・守り抜く力・意志の強さが育ちにくくなるからです
貫索星は「自信の有無」が非常に重要です
①自信をもち自己確立をしっかりすること
②人の迷惑を考えずに露骨に頑固さをださないこと
③誰かに依存するという依頼心を極力なくすこと
④表面は柔軟性を心がけ、人の意見に出来るだけ耳を傾けること
以上が貫索星の陽転のポイントです
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました