苦労は報われるべき論
「こんなに頑張ったのにこの結果はひどい」
「努力や苦労は結果とは比例しない」
人にはいろいろな考え方があります
一般的には子供や若者には「努力した分、結果は良くなる」と教え、年齢が進むにつれ「努力してもダメなものはダメ」という考え方に変化していきます
韓国人は共通して「苦労は報われるべき」論が強いそうです
韓国人は『勝ち組たる存在になるために半端なく苦労する』国民のようで、努力かが多いとされる東アジアの中でも特に努力家なようです
IQの高い国を調べると、日本・韓国・香港・シンガポールなどの東アジアの国々が上位を占めます
またこれらの国の人々は共通して勤勉で、あまり楽観的に未来を見ずに不安材料を考えがちです
「苦労をして勝ち組になる」にたどりつく道はいつも狭く、定員も少なすぎるのが現実です
韓国では、そんななかで「苦労は報われるべきだ」とする「報償心理」が広がっていったようです
苦労した分、その対価となるなにかをもらわないと気がすまないという心理のことです
報償心理の暴走
韓国社会では、この報償心理がものすごく強く、広く蔓延しており「努力したのに〇〇になれなかった!なにか他の手段で物質的な報償を受け取るべきだ」と考え、この報償心理の暴走しているといいます
韓国の大学進学率は70%以上と圧倒的に高いのですが、働けない若者が続出しています
「あんなに苦労したのに報われない」という報償心理の暴走が始まります
高度成長期とバブル崩壊後など、日本だって社会に出た時代いかんで人生が全然違います
それぞれの国には独特な気質がありますが「韓国人は一度恨むとずっと恨み続ける」「その恨みがエネルギーになることも多い」といいます
「こんなに苦労したのにロクな仕事がない」という恨みつらみが社会に向かい「こんな社会で子供つくるもんか」がソウルの出生率0.55に直結してると言います
「出生率が2人を超えないと人口を維持できない!日本は1.2でやばいぞ!」のはるか上を行きます
先進国になると「出生率は減ります」さらに東アジアは「結婚しないと子供を創らない」民族性があります
さらに韓国はネガティブな思考により「人口減少で消滅する一番最初の国」と言われています
苦悩は優れた考え方で脱するしかない
大なり小なり人は「頑張った分の見返りが欲しい」という心理があります
言葉で褒められるのか、お金でかえってくるのか、地位が上がるのか、満足するのは人それぞれですが「人が頑張るには理由がある」のは確かです
「世の中は運」「環境でほとんどが決まる」という思考が強くなり「努力なんて無駄」「意味のない苦労」などと言われるようになると、本当に世知辛い世の中になってしまいます
「努力も苦労も美しいもの」であってほしいと思いますし「努力したものが報われる世界であってほしい」とは願いますが現実はそうではありません
ただ、人生を重ねた人の中には
「いい上司につくのも、嫌な上司につくのもどれも必要な体験学習だ」
「苦労で得るのは成功でなくバージョンアップした自分だ」
など、昇華した考え方をもった方も多くいます
人は苦悩や悩みから脱するためには『より優れた考え方を身につける』のが最良だと思います
苦労や苦悩から脱するためには新しい解釈が必要で、いつまでも嫉んだり不平不満を言っていても、いい人生にはならない気がします
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました