脳は単純でだまされやすい
前回、松下幸之助さんの言葉で「いい会社に入ったと言い続けよう」という話をしました
「会社が好き」という人は思いのほか出世します
一種の暗示のようです
女の子に「〇〇ちゃんは可愛いね」
男の子に「〇〇くんはカッコいいね」
と言い続けると成長してからのファッションセンスは良くなるようです
会社の若手社員に
「君は優秀だな」
「君がいると本当に助かるよ」
というと本当に優秀になることもあります
中世の大航海時代、船酔いのひどい人に「このスープを飲めば、あっという間に酔いが治る」と普通のスープを飲ませたら、本当に酔いが止まった
医者が「この薬は頭痛によく効く」と小麦粉を飲ませたら治った
怖い話では、カリブ海のブードゥ教で「お前に呪いをかけた!」というだけで死んでしまう人もいるそうです
人間の脳は意外なほど騙されやすいようです
実現するために騙す
騙すというと聞こえは悪いですが、いい騙し方もあります
思い込みから受ける良い影響や効果の事を『プラシーボ効果』というそうです
脳は実は単純で、言葉の影響を受けやすいのです
割りと多くの人がやっていることで『自分自身の想い・目標を具体的に紙に書きだし目にするところに張っておく』などがあります
「目標○○大学合格!」
「サッカー部のレギュラーになる」
「目指せ、夏までに体重○○キロ」などです
何度もそれを目にすることによって脳にインプットされる
目標を明確に意識付けることにより、やる気のスイッチが入る
前向きな思いを駆り立てることにつながる
『紙に書いて見えるところに貼る』は多くの成功者が推奨している行動です
「大げさなアピールは恥ずかしい」と照れたり、謙虚な態度や謙遜が多い日本人には効果的な手法のように感じます
試合の前のガッツポーズも効果があるそうです
逆にみれば『病は気から』というように「この病気には勝てない」と思えば悪化したり、思いのほか長引いたりします
プラシーボ効果で成果を出す
素晴らしい実績を残した人のほとんどが『若い頃に強く影響を受けた言葉や人がある』と言います
立派な先輩にだ合わなくても書物などの言葉で金言も多くあります
本当にいい言葉は風化しません
『風化しない言葉』は 困難にぶつかった時や、挫折した時などに、その言葉の力で乗り越えられたりします
スポーツ選手がよく使う方法に『イメージトレーニング』があります
「勝った時のイメージを何度も繰り返す」
「技が成功したイメージを何度も想い描く」などです
自分が上手く身体を動かしていることをイメージすることで、 実際の動きよりもパフォーマンスが上昇するようです
プラシーボ効果は上手く活用すれば成果も変わってきそうです
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました