エネルギーを大量に消費する脳
「ここのところの増税路線は大変なことだよ!なんでみんな考えようとしないの?」
と言われることもあるし
「昭和型のライフプランはもう終わろうとしているのに、人生後半のことなぜ考えようとしないんだろう?」
とこちらが思うこともあります
理由は簡単で
「考えたくない」
「目を向けたくない」
ということで、真剣に深く考えるということはかなりの脳のエネルギーを消費するからのようです
身体にいいからと「出勤前に5キロ走れ」と言われたら、容易にどれだけエネルギーを消費し、披露するかわかります
とにかく「苦痛はヤダ」「面倒なことは避ける」というものが核心にあります
猛勉強して脳を鍛えて官僚になった人々は「庶民はこれくらいしか考えないだろう」ということを良く知っていると思います
たまに庶民でもよく考えている人に社会の仕組みを見破られることがありますが、少数派なのであまり影響はないと思います
声を上げたとて議論する相手は周りにいないでしょう
賢い人間が搾取する仕組みを作り、考えようとしない人間は吸い取られるばかりという構図は古来より変わりません
考える深さに個人差がある
「人口が減り続けてる!」と騒がれている日本ですが世帯数は増えています
「IQが高くなると孤独を好むようになる」といいますが「親とは住まない」「子供とは住まない」という傾向が強くなり、サザエさん一家のような状態は減り続けています
よく「子供部屋おじさん」など言われますが、社会人になっても実家暮らしなら、かなりの生活コストが抑えられ合理的だと思うのですが、なぜいけないのでしょう
「稼げるようになったら普通は自立する」という価値観が強くなっています
大家族で住んでいれば知識と経験値が違う人が多いので「それはこうした方がいい」など様々な意見が飛び交います
三人寄れば文殊の知恵で救われることもあります
IQが高くなったから考えるようになるとは限らないようで、考えたくないことからは目を背けます
生活困窮者を救う団体の方の話を聞いたことがありますが「まず私たちの説明を聞くことを非常に面倒がります」やっと聞いてくれても「書類が多くて面倒」と言われるそうです
生活保護受給すべきなのに受給していない人の半数はこんな感じのようです
「日本は生活保護受給すべき人の18%にしか受給していない」と言われますが、すべて国のせいでもなさそうです
境界知能の方は20%弱いるそうですが「4つで180円の電池と、8つで340円の電池どちらを買うべきか?」で1時間考えてしまうそうです
考える力には何段階もあり、高いごく一部の人間が支配層になるのは致し方ないように思います
脳が疲労すると依存症 になりやすい
昭和の時代からある「アルコール依存症」「ニコチン依存症」「ギャンブル依存症」
最近増えてきた「ゲーム依存症」「スマホ依存症」
脳が疲労していると依存症になりやすいようです
仕事・勉強・様々な問題により脳が継続的に披露している人ほど、考える力が失われ依存症になりやすいのです
依存症になりやすいものの共通点として
1.気持ちよさをもたらす
2.飽きない
3.無制限
4.確実で手軽
5.一見すると安全
であるものが多いです
覚せい剤などは法律で禁止され、お酒やたばこも電車内で飲んだり吸ったりできないのに、スマホは電車内で見ていても誰にも注意されません
ちょっと見るだけのつもりが、長時間スマホを観てしまったなどよくあるのではないでしょうか・・・
お酒はどんなに好きでも飲める量に限界がありますが、スマホは最も無制限です
脳が疲労して考える力が弱くなっているときに最も怖いのはスマホ依存症かもしれません
依存症になった人を見た時「考えればわかるだろ!」とこちらは感じますが、考える力が弱まったから依存症になるのだということです
人は石器時代とほぼ変わらない脳のまま現代の文明社会を生きているとも、一日に10回ほどしか選択ができないと言います
思うより脳のスペックは低いのかもしれません
脳疲労には短時間の昼寝なども効果的だそうで、とにかく脳疲労に注意が必要です
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました