従業員で生きるように飼いならされている
時代変化と共に目指すものが違ってきます
「強い日本」「豊かな日本」の次は「楽しい日本」を目指すべきと述べてきました
その為に「小さなベンチャーをもっと増やす」ことが重要だと堺屋太一さんは言います
【企業に雇われるメリット】
・日本は労働法でしっかり守られている
・経営責任を負わなくていい 考えなくていい
・いつでも自由に辞められる
・仲間がいる
・税金等面倒な手続きは会社がしてくれる
・仕事のカタチが出来ている
従業員でいるメリットはたくさんあります
「起業する?楽しそうだけど従業員がいいや」というのが日本人の気質です
群れから外れることにも恐怖心を覚えます
フリーランスや起業した知人を見ても「もうやってけない!限界」という「強烈な衝動」に突き動かされてが大半です
「これがやりたかった!」は意外に少数派
日本は「従業員として生きるのだ」という教育が強く根付いています
リスクを嫌う国民性もあります
「勤勉に忠誠心をもって雇われるが一番」
「いい学校出て 大きな会社に入るのが一番」という親もいます
不都合な真実は同調圧力に抑え込まれます
「努力は報われない」
「向いてないものはたくさんある 出来ないものは出来ない」
「持って生まれた能力が8割」
などなど
強い日本は終わりました・・平和な国になったのです
豊かな日本も終わりました・・求める生活レベルになったのです
平和な国民性か「ラットレース」に陥ってることに気づいてない人も多いです
稼ぐ⇒使う⇒ほぼ使い切る⇒稼ぐ⇒使う⇒ほぼ使い切る
少子高齢化+長寿+低経済成長の未来では 従業員で生きる限り 70歳になっても 80歳になっても働かなければならなくなります
開業率の低い日本
若い人は断然就職してください!
職場は「人間力訓練校」であり「自分を鍛えてくれる道場」です
「言いたいこと言えない」「不条理」「みじめ」「無様」などなど全て必須科目です
カッコイイ自分をイメージしないでください
基本未熟なものはかっこ悪いのです
「このクソ仕事!」などぼやいてる若者を見ると「鍛えられてるな」と感じます
ミドル以上は「人生は長くなっていく」「今までのライフプランは風化してきている」ということを頭に入れるべきだと思います
・日本人のマネーリテラシーはかなり低レベル
・企業は高齢者雇用に見かけほど積極的ではない
・中スキルはテクノロジーの進歩にさらされやすい
・中国⇒インド⇒アフリカの順で伸びていく
なども次に頭に入れておいた方がいいです
「小さなベンチャーが増える日本を創る」と言いますが
日本の開業率は他国の三分の一です
日本人は危機回避型の人間が多いです
「こんなリスクが・・・」と言われ「そうだ」と要らぬ保険にたくさん加入している人も目につきます
「仕事が楽しくてしょうがない」
「大企業での出世が生きがい」
「子供の学費がまだまだかかるからリスクはとれない」
など「無理に事業を始めろ」と言ってるわけではありません
「100歳まで生きることになった時のお金の問題」
「もう嫌で組織を抜け出したいとなった時の心の問題」
に備えて考えておく価値はあります
選ばなければ高齢者の仕事はあるし 国も支援していくでしょう
あくまで「楽しい日本」に向かうという目的から述べています
フリーランスはクリエイティブ系が多いようです
「そんな人様に伝えるような知識も技術もないよ」
と言う人は多いですが
1のレベルの人には2か3の知識の人がありがたいのです
1のレベルの人に10の知識の人は適切ではありません
「重曹水について教えて欲しい」と言う人に
「まず重炭酸ナトリウムは化学式 NaHCO3で表され・・・・」
などと説明されても「求めてない」知識になります
「実際に使ってみて失敗したこと・・・こうするといい・・・」などの知識を求めているわけです
2・3レベルの知識なら意外に皆さんもっています
知識レベル1はボリュームゾーンです
人は「困っていることを解決してくれる」という知識を求めています
«マイナスを0へ»です
次が「快楽を求める」ことです
«0をプラスへ»です
この老人のように大志を抱け
人は未来予測を聞くと「えらい時代に生まれてしまった!」と思うそうです
基本的に「未来は暗く見る」ようです
マサチューセッツ農学校の学長でありながら 札幌農学校の教頭を引き受けた ウイリアム・スミス・クラークは「将来の日本を支える立派な技術者を育てる」と教鞭を執ります
「少年よ大志を抱け」でも有名なように 愛情に裏打ちされた 厳しくも 暖かなエールが多かった と聞きます
「少年よ大志を抱け」は次のように続きます
少年よ 大志を抱け
この老人のように
日本を去る時に教え子たちに残したエールは「この老人のように大志を抱け」という言葉です
「 若者より老人の方が志は大きい」というのが世の基本のようです
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました