孤独は自由から生まれる
「孤独」というとなんかさみしくて独りぼっちな暗いイメージですが、人は「仲間を求める」社交的な面と「自分の世界に入りたい」という内向的な面を持ち合わせています
人口減が加速している日本ですが世帯数は増えています
「就職を機に家を出て一人暮らしをする」
「結婚した子供とは一緒に住まない」
などの理由で昔のような大所帯の家族が減りました
「孤独が増えている」と発信する人がいれば
「孤独は素晴らしい」「孤独のすすめ」などと発信する人がその3倍います
私が子供の頃は4世代同居でしたが、今ではそのような生活を誰も望まないということです
「自立して家庭を持った子供とは住む気はない」
「自立したら親とは住まない」がスタンダードなようです
ようは「自分の時間と空間が大事」「真の自由を突き詰めれば孤独」ということになります
「孤独」という暗い単語に変わる、新しい単語が生まれてきそうです
孤独の陰と陽
とはいえ、凄いペースで空き家が増えています
地方に行くとシャッター通り化した商店街もあります
少子高齢化だけでなく「生涯未婚」を望む若者も増えており、男性の半分は結婚しないと言われています
人口減は加速していきます
路線バスの会社はなんと99.6%が赤字で、運転手不足も続き廃線が増えていきそうですので、人々は「仕事のある地域」「生活の便利な地域」に移動していきそうです
会社のマーケティングのご重鎮の社員から「また戦後の『太平洋ベルト地帯』に人口が集まる国になるよ」と言われたことがあります
『縮む日本』と『自由を求める人々』がキーワードになりそうです
・戦略的に縮むこと
・孤独の陽の面と陰の面を考えておくこと
私の愛車はエンジンは発電機でモーターで走るという仕組みです(高速走行のみエンジン走行)
『これからの日本は国に頼らず自助努力が必要だ!』と先見の明ある人たちは口を揃えて言うので、不動産投資で賃貸物件を増やしながら、その収益を株のインデックス投資に回してます
発動機は不動産投資、将来の人生走行は株式投資からと自分なりに考えています
自分の会社を持ちながらサラリーマンを続けるのは『経営者より従業員の方が圧倒的に融資を受けやすい』からです
「えっなぜ?」と思うかもしれませんが、サラリーマンの方が銀行からお金は借りやすいのです
不動産投資については次回投稿したいと思いますが、やはり高齢化社会ならではの問題があります
築古のアパート運営をする友人
私の同級生に建設会社を経営している友人がいます
父親から引きついた築50年以上のアパート10部屋も運営しています
「建設のプロなんだから新しく立て替えないの?」と聞くと
「高齢者ばかりのアパートになっているんだよ」と言います
・高齢者になると不動産屋に断られることが多く、それを引き受けている
・厚生年金などで収入は安定している
・フローリングにしろ!独立洗面台をつけろ!などの要求はなく、古い畳の部屋のまま使ってくれる
・引っ越すことがないので永住してくれる
デメリットもあります
・建て替えで退去などを要求すると莫大な料金がかかる
・亡くなった場合、事故物件になる
などがありますが、この「亡くなった場合」が問題です
孤独死してミイラで発見された女性が死後4年経って発見された報道がありました
年金支給口座から家賃は引き落とされていたので、管理する方も気が付きません
2階の住民が孤独死をして、夏なのでウジ虫がわき、そのウジ虫が1階の部屋まで落ちてきたなどもあります
孤独死は目を背けてはいけない現実になりつつあります
人は『見たくない現実は見ない・聞きたくない現実は聞かない・考えたくない現実は考えない』性質がありますが、死は誰にも訪れるものです
道教でも「生き様」よりも「死に様」の方が大切と説いています
平均寿命が50歳に届かなかった侍は「死に様」をよく考えていたようですが、寿命が倍に伸び、死が日常になくなった私達は「死に様」をあまり考えなくなりました
そもそも40代は働き盛りで死は遠い先のことです
1人の世界や生活を好むようになれば「死に様」を考えておくことは重要だと思います
夫婦でいたとて同時に亡くなることはありません
「人は自分の意志で生まれてきたのではないのだから自分の意志では死ねない」
「人は生まれてくる時と死ぬときは一人」
という真実があるのであれば、もっと「死に様」を考えなければいけない時代になってくると思います
「死」とか「孤独」を陰に考えず、陽に捉えていくことも大切だと思います
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました