人財育成のビジネス算命学
ビジネスに占術を活用してきた経験から、四柱推命・算命学を中心にどう活用すべきかを書き綴っていきたいと思います  また長年の採用・教育業務・管理職の経験から人生100年時代の新卒の就活、ミドルの転職、シニアの転職、キャリアプランやライフプランを企業側からの目線で情報発信していきます 
スキルアップのヒント

知性を測るなら無駄話

無意識の自己防衛本能

人は顕在意識(自覚している自分)10%、潜在意識(自覚出来ていない自分)90%ですから、無意識に判断して行動していることも多いです

潜在意識を少しでも顕在意識にしていくことが重要とはいいますが、どんなに優れた心理カウンセラーでも容易ではありません

女性は本能的に自分とは異なる男性の遺伝子を求めるそうです

自分にない遺伝子を取り込むことにより、より優れた子孫を残そうとする本能です

その判断は男性の臭いで行われるそうです

最近の男性は臭いに気を配っていますが、肌を交わらせればすぐに見抜かれるようです

悲しいかな、同遺伝子の父親の臭いなど嫌悪感の対象です

嫌な言い方になりますが男性は種で女性は畑とすれば優れた種を欲するのは、ごく自然なことです

他の動物は、オスが病気をもっているか否かを臭いで判断できるそうです

生命力の弱い遺伝子は取り込みたくないわけですね

この辺は全く無自覚に行っている自己防衛といえます

50%は無駄話だが、それが重要

『最強のコミュ力のつくりかた』の著者である鈴木 祐さんによれば会話の47.3%は雑談だそうです 

なぜ人類は無駄話が好きなのか?というと

バブソン大学の行った調査によれば、仕事のあいだに交わされるやり取りの45~70%は知人の噂、天気の話、セレブのゴシップなどの他愛ない雑談で占められていたそうです

日本で行われた研究でも結果は同じで、私たちが交わす会話の47.3%は雑談だったと言います 

この傾向は原始的なコミュニティでも変わらず、いまも未開の土地で暮らす狩猟採集民たちも、1日の会話の大半を雑談で過ごすケースがほとんどのようです

専門家の多くはすべての人間は無駄話をしたがる本能を持つのではないか?」と推測しています

人類がコミュニケーションを始めた時期は、おそらく7万~20万年前と言われており、それ以前の人類は「カチッ」や「ヒュー」などの擬音しか出すことができなかったそうです

そもそも陸上生物は海での生存競争に負けて、陸上に生息地を求めました

その中でも猿の仲間は強い方ではありませんが、さらに人間は弱い動物でしたので、身を守るために仲間で行動する生活を選択します

この仲間選びの選択基準が会話から相手の知力を測る行為になります

会話から相手の知性を無意識に測る 

私たちが雑談のなかで判断するのは次のようなポイントどそうです

この人は私の仲間にふさわしいか?  

この人は困ったときに私を助けてくれるか?  

この人には日常の問題を解決する力があるか? 

そのなかでも、重点的にチェックするポイントは

会話の相手は社交的か? 

共感力があるか

を無意識に測っているようです

ジュネーブ大学の実験でも、約9割の被験者は、男女のパーソナリティを驚くほどの正確さで見抜き、なかでも「社交性」や「共感力」といった能力の判定が鋭かったと認められています

たいていの人は、会話がスタートしてから数秒で相手の知性を判断しているといいます

ロヨラ・メリーマウント大学の実験によれば、被験者から「この人は頭が良い」と評価された人物は、実際にIQが高い傾向があっとそうです

会話の相手は頭が良いか悪いか

会話の相手は健康か不健康か? 

会話の相手は信頼できる人物か

を驚くべき正確で、ほんの数秒の判断する力を有しているといいます

人類がここまで正確に他者を査定できるようになったのは、私たちが脆弱な生き物だからで、ヒトの身体は他の動物より弱く、硬い牙や爪を備えるわけでなく、体を守る甲羅もない弱い肉体で、有史より前の人類は脅威に満ちたサバンナで暮らさねばなりませんでした 

いつ猛獣に襲われるかもわからず、つねに食糧不足の不安につきまとわれ、正体がわからない疫病の発生を警戒する

そんな過酷な環境を生き抜くには、仲間たちと相互扶助のコミュニティを作り、生存のリスクを減らすのがベストだったからだといいます

人類は『協力』というスキルを重点的に進化させ、狩りができない仲間に食糧を分けたり、忙しい母親の代わりに子育てをしてもらったりと、お互いの足りないリソースを提供し合い、どうにか生存率を高めようと試みたようです

進化できるのは弱い生物の特権です 

初対面の相手とコミュニケーションを始めると、私たちの脳はすぐに査定システムを起動させ「この人物と協力しあうべきか?」の判断をスタートし、その査定がNOだったときは、脳は「なんとなく不快だ」とのシグナルを発し、相手からあなたを引き離そうとするメカニズムだそうです

逆にYESの判定が出た場合は、脳は「好感が持てる」との感覚をあなたに向けて送り、相手との関係を前に進めるようにうながします

要するに私たちは「この人は裏切らない」「私を助けてくれそうだ」と本能が判断した相手を「魅力がある人物」として感知しているようです 

会話により親密な関係を築くのは、私たちの生存メカニズムから発しているといえます

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

ABOUT ME
ashikaga
採用・教育・研修業務と営業・企画の業務が半々のキャリアでした 支店長・企画課課長・営業部長・採用教育部部長の経験あり 大企業⇒中小企業⇒大企業でキャリアを積みました 算命学は高尾学館を卒業 部下の管理や育成に大いに活かしてきました サラリーマンと個人の事業と投資をしています