北方グループとの関係
自分の運命を観る時には、短期的には年運、中期的には大運(10年)、長期では①三分法②循環法③流動法で観るのが理解しやすいです
今回説明する『流動法』は、宿命(小宇宙)の陽占が自然界の法則(大宇宙)と一致しているかどうかを観ます
自然界の法則と一致しているほど楽で、一致していないほど苦しくなります
ようは自然界の法則と合っていないと、エネルギーの消耗が大きいのです
十大主星を五行に変換して、相生・相剋・比和でみていきます
相生の関係はお互い無意識で、相剋の関係は意識し合い、比和は同格にみる為やはり意識します
北方である『頭』は、親や目上の場所ですが、自分自身の場所である中心から見て相生・相剋・比和のどの関係なのかで判断します
北は自分と最初に関わる親の場所ですので重要です
下の図は北が貫索星・木で、中心の車騎星・金から剋しているカタチになります
本来の五行の自然な位置は「木性→東」「金性→西」「水性→北」「火性→南」「土性→中央」ですので、下図のように中央を自分とすると「東の社会からは剋される」「北の目上は剋す」などが自然なカタチ=理想と言えます
合計5つの型をみていきます
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自然界と一致し良好な型
中心から北を剋す型で「えっ、親や上司を剋してる!いいこと?」と思うかもしれませんが、これが最も理想的な型です
『目上を意識して敬う』『礼儀・礼節をわきまえている』人といえます
目上を剋している=意識させているというカタチなので、目上に対して自然にふるまえる人で、目上から可愛がられます
上を意識して、親を乗り越えることができる子供といえます
子供にとって親孝行とは「親を乗り越えること」です

ほぼ良好な型
次は自分が目上に剋されている型で、「目上に叩かれてるじゃない」と思うかもしれませんが、こちらもほぼ良好です
目上から常に意識させられていて、自分の本質は変わりませんが能力的には成長する型です
ただし楽に親や上司を乗り越えられず、いつも厳しさを与えられ、それによって磨かれていく人で、目上に対してよく尽くし奉仕しています
両親からは何かと注意を受けたり干渉されたりしますが、苦労して乗り越えて親以上の人物になれます
親に甘えられず、社会人になってからも目上は厳しい人が多くなりますので自己成長できる環境で生きていきます

まずまず良好な型
北と中央が比和の型は、目上と同等の関係を望むということですので、上下関係を学生時代にしっかりしつけられていることが大切です
お互いに意識し合う関係で、自分が成長するにしたがって目上の人に対する対等意識が出てきます
目上に対して友達感覚で接し、競争相手として見みているところもあり、ライバル意識も出てきます
親には従いきれないが学ぶことは多いです
学生時代に上下関係がしつけられないと、上からは生意気に見えたりします

不自然な型
自分から目上を助けている型で「親孝行な子供」のカタチなので、一見良さそうな型です
また目上から助けられる型も常に擁護されるようで安心・安全・安定なカタチに感じます
目上を支えるカタチや目上から擁護されるカタチで、親孝行ですが『親にとらわれ過ぎる』ところがあります
無意識に親に尽くしてしまい『親が生きている限り自分の人生を歩めない』というところがランクを下げています
自分の人生を歩めないということは「家業を継げ」「婿をもらえ」などの跡取りに多くなります
年上には好かれる人で、社会に出てからも上司には可愛がられます
ただ、自然界の法則から言えば『目上との関係は剋線』なのです
動物を観れば、自分で生きれるようになれば自立して自由に生きていきます

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました