区切りのいい2000年とはどんな年か
西暦2000年・・・1000年に一度の区切りのいい年です
2000年というと「今まで年を桁で計算していたコンピユータが誤作動を起こすのでは?」という2000年問題があった年でした
会社のシステム企画部は何人かが泊まり込みで勤務でしたが、予想されたようなパニックは起こらなかった年です
コンピュータの誤作動はありませんでしたが『大卒の就職率史上最悪の60%』という就職氷河期ど真ん中の年です
私は採用企画部から営業部に出ておりました
もう「黙っていても優秀な大学生が向こうから大量にくる」ので採用業務に多くの人材が必要なかった年です
本社の商品開発の同期に「今は売上をあげることが会社の生命線だよ!たのむよ」と言われ「なにより売上作りに人をまわせ!」という雰囲気でした
バブル崩壊と言っても急転直下に経済が落ち込んだわけではなく、じわじわと苦しくなる『晩秋の時期』でした
ショックが続いた20年
当時は池袋第2支店勤務でしたが「秋になってもリクルートスーツ着た学生が多いな・・・」と感じたことを覚えてます
1991年 バブル崩壊
1997年 金融不安
2001年 ITバブル崩壊
2008年 リーマンショック
「経済が持ち直しそうになると何か起こる」という不安の多い時代です
当然、新卒採用などはしてる場合ではなく『就職氷河期』などと呼ばれたりしていました
大雑把に言えば
大卒・・37歳~48歳
高卒・・33歳~44歳
が就職氷河期の影響を受けた世代と言えます
外食産業のように人材確保に悩まされた業界は「チャンス到来!」とばかりに積極的に採用をはじめ、様々な外食チェーン店ができた年です
逆に製造業は安い労働力を求めて海外に生産拠点を移していた時代です
サービル業が大きく伸び『第三次産業のシェア70%』の時代になります
多くの雇用を生んでくれたサービス業ですが、給料はさほどでもなく所得は伸びませんでした
氷河期世代はきびしい目で社会を観る
飲食業等を中心にサービス業が雇用増をけん引しますが、このころから学生は「行きたい会社が無い」とぼやく就活生が目につくようになります
アベノミクス効果が出てくると、今度は企業側が「求人出しても人が採用できない」と言い始めます
就活側からは「すぐに仕事が決まる!」という売り手市場になっていきますが、そこへコロナショックが襲い掛かります
これは日本だけでなく世界中で雇用が失われていきます
その中でも日本の雇用維持政策は世界から絶賛されたものでした
雇用調整助成金で失業者は少なく
様々な給付金や助成金で倒産件数も例年より少なかったくらいです
現在、原材料の物価高騰で倒産件数が増えましたが、コロナ下ではよく踏ん張った国と言えます
このコロナ下とは比較にならないほど長きにわたる就職難だったのが就職氷河期で
『つきたい仕事に就けず』
『正社員での雇用さえも難しく』
『出世も難しく』
『身につくべきスキルも身につかなかった』世代です
2021年、就職氷河期世代を対象にした国家公務員の中途採用を国は立案しました
政治の怠慢
団塊の世代の傲慢さ
社会の矛盾
に対して非常に手厳しいのが就職氷河期世代です
この世代がぽっかり空白になっている企業も多いです
「若者を粗末にする社会に未来はない」と言いますが、もっとも日本の無策・愚策だった時代かもしれません
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました