人財育成のビジネス算命学
ビジネスに占術を活用してきた経験から、四柱推命・算命学を中心にどう活用すべきかを書き綴っていきたいと思います  また長年の採用・教育業務・管理職の経験から人生100年時代の新卒の就活、ミドルの転職、シニアの転職、キャリアプランやライフプランを企業側からの目線で情報発信していきます 
スキルアップのヒント

日記のように職務経歴書を書き続けよう

ジョブ型雇用時代には重要な職務経歴書

前回に引き続き教育・研修責任者視点のテーマで語っていきたいと思います

学生の方は就活・アルバイトの応募などで履歴書は書いたことがあると思います

私は入社研修が終わったら職務経歴書の作成を勧めています

毎日「今日身につけたスキル・考え方・知識」を書き綴ります

日記は心の動きを書き綴るものですが、職務経歴書は昨日の自分よりどのくらいアップグレードしたのかを記入していくものとして始めます

①どんなに少しでも成長した部分の確認

②ステップアップの転職する時には職務経歴書は必要

だからです

実際、転職する時「私の職務経歴書です」と大学ノート10冊を提出されても人事は迷惑なのでA4用紙2~5枚ほどにまとめます

昭和の日本は新卒で入ってきたら定年まで勤めあげるのが良い社員でした

終身雇用なので「35年も務めてくれてるんだ!ありがたい社員だ」

転職なんかすると「裏切者」と言われる人もいたくらいです

しかしジョブ型雇用になってくると「いつまでぶら下がってんだ」となってきます

「力をつけたじゃないか!もっといい仕事へステップアップ転職すれば?」など野球選手が日本プロ野球からメジャーリーグに行くように転職する人が多くなってきます

これから社会に出る方はジョブ型雇用の時代を生きることになるので私はこういうスキルとキャリアを持っているを常に明確にする必要があります

時代環境により価値観は変わってきます

矛盾した組み合わせの資本主義と民主主義

日本の労働市場はジョブ型雇用になっていきます

①日本のマーケットが必要なものが行き渡り無尽蔵に物が必要無くなったこと

②かつての後進国の学力が上がり世界に強烈なライバルが増えていくこと

競争に勝つにはプロスポーツのように常にベストな人員構成にしなければなりません

チームの入れ替えは活発になります

「1度採用した社員を定年まで面倒をみる」は日本のマーケットが大きく物不足なうちは良かったのですが、長期にわたる経済の低迷&給料が日本だけ上がらない現状をみれば

『競争力が弱い日本』

『社員の入れ替えができず非効率な日本』

でこのまま続けば経済低迷は続き、給与も伸びません

資本主義は競争の原理で成り立っています

能力・成果で富の分配が違ってきますので格差は開いていきます

一方の民主主義は誰も置き去りにしない自由で平等な社会の実現を目指します

ベクトルの方向を見ても資本主義と民主主義は相性の悪い組み合わせですが、この2つを昇華していかねばなりません

ジョブ型雇用は資本主義の原動力となる競争の原理に直結する雇用の仕組みです

終身雇用は民主主義の誰も置き去りにしない社会の実現に直結する雇用の仕組みです

経済が下降をたどり、給料も上がらない現状を考えれば、しばらくの期間は資本主義に直結したジョブ型雇用にシフトするのがベターだと思います

これから社会に出る若者は親世代とは大きく労働観を変えなければなりません

「入社したら組織に忠実に真面目に長く勤務する」より

自分をバージョンアップし続けサバンナ社会を生きていくことが重要になっていきます

親世代は「これからの若者は大変な時代を生きなければならない」と言いますが、若者は能力・成果で差がつく世界は高校受験・大学受験で染みついているので、意外にすんなり受け入れていきます

「なんで俺は東大に行けないんだ!不平等だ!」と騒いでる人は見たことありません

学生の頃は能力・成果主義を受け入れています

コツコツと記録することが大切

平成初期に「企業の寿命は50年」と言われていたのが現在は25年

社会変化は2030年から加速していくので「企業の寿命は20年」にすぐになります

学生が「60年くらい続きそうな会社はないか?」と就活するのはナンセンスであり、企業の看板は残ったにせよ〈オーナーチェンジ〉〈企業買収〉〈業態変更〉などの変化はあると思いますし、ある方が健全です

新入社員入社研修の時にはオリジナルの『入社研修ノート』を渡しています

その後現場に出たら「今日身についた知識・技術・考え方」を自分なりに記入させています

「何の進歩もなくいつもと同じ日だった・・・」と思っていても、書き出してみると何かを必ずつかんでいます

『人間は考える葦』なのです

現在の学習塾はAIを活用しているので、得意なこと不得意なことはAIが正確に見抜きます

AIは『苦手な部分を集中的に出題し強化』していきます

多分これからの子供の学力はAIの力で伸びていきます

仕事も細かく記録・観察しておくことが重要です

「○○ができなかった」

「今日も出来なかった」

「1ヵ月立ったのにまだできない」

「今日Aさんがいいアドバイスをしてくれた」

「少しできるようになった」

「4月には後輩が入ってくるのでそれまでにできるようにせねば」

こんな些細なことでいいのです

人は1日に6万回の考えると想うを行うようです

6万回など記憶できないし、次の日は大部分が消去されています

いざ転職する時にせっかく積み上げたキャリアと身につけたスキルを具体的に伝えることができないのはもったいないです

転職する時に作成した職務経歴書は転職エージェントなどのプロにチェックしてもらうことをお勧めします

「あの会社はもっとこの部分をアピールした方がいいですよ!」など的確なアドバイスをしてくれます

終身雇用からジョブ型雇用になっていく労働市場を親世代は「なんて過酷な世界になっていくんだ」と捉える人が多いと思います

実際はその方が給与も上がり、国の経済も伸びていきます

サッカーの試合をしていたものがラグビーになったようなものです

「人」という字は「誰かを誰かが支えている意味」という人がいますが、中学・高校で校内暴力がひどかった頃に作られた解釈で「粋がってるけど一人じゃ生きられないくせに!」というメッセージから生まれた解釈です

実際は「大地に足を踏ん張って立っている」のが「人」という文字です

今日踏ん張って立ち続けた自分の成長を記録することをお勧めいたします

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

  

  

  

  

  

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ashikaga
採用・教育・研修のキャリアを生かして仕事を考えていきたいと思います