沈み続ける日本
若手社員と話していると「日本はずっと経済成長していないけど、このまま萎んでいくんですか?」などとよく聞かれます
20代はまだまだ先が長いですから「俺たちの未来はどうなっちゃうの?」と考えるのは当たり前ですよね
特に気になるのが「借金大国と言われていますが、財政破綻するんですかね?」という不安
少子高齢化に財政破綻では『お先真っ暗な未来』になってしまいます
若者はどんどん減って、老人ばかりになって、社会保障費だけが膨らんで、ずるずる萎んでいく国になるとしか考えられない状況が報道されています
こんなに勤勉に働いているのに暗い未来しか想い描けない若者も少し気の毒ですが、それはマスコミ劇場がそのような発信ばかりしているからです

真実はねじ曲がり報道されている
「日本だけが30年間も給料が上がってない」「それは日本人の労働生産性が低いからだ」と言われてましたが、最近の調べでは日本人の労働生産性は非常に高いことがわかりました
教育レベルも高く、勤勉で長時間働いている日本人が生産性が低いわけはなく、これは企業が内部留保に力を入れ賃金アップにはお金をまわしてこなかったからです
内部留保が完全に悪いことではなく、そのお陰でコロナ倒産が極めて少なかったのが日本ですが「皆が賃金を上げてないんだから、うちも上げない」が続いていたようです
これからの超労働力不足社会では賃金アップしないと若い労働力は確保できません
ロスジェネ世代には気の毒ですが、これからは初任給は30万円代で、20代・30代は給料が上がり続ける社会になっていきそうです
「なんのスキルもない若者に30万円なんて出せるか!」という企業は60代以上の採用にシフトすると人件費が抑えられます
令和の70代はまだまだ元気だし勤勉で、昭和入社世代は精神的耐久力があります
ブラック企業もどんどん転職されて無くなっていきます
日本財政破綻論ですが、日本の国債発行額が1000兆円をこえたこと から来ているようです
「国債⇒借金⇒悪」という理解だと思いますが、これは「こんなに借金があるのだから増税は仕方がない」という考え方を植え付けるのに使用されてます
税収では国家予算が足りないので、それを補っているのが国債です
国債は日本経済を運営していく潤滑油であり、なくてはならない存在です
この国債を政府の子会社である日銀が『量的緩』で時価で買い上げ、買い取った国債の利子収入も政府の予算になるという仕組みです
政府だけでみると国債で赤字に見える財政も、日銀を足したバランスシートなら赤字ではありません
国の詭弁に騙されないことです

40年後も日本は住みやすい国
オワコン扱いされる日本ですが、40年後も治安が良く平和で、楽しい文化や食文化は世界トップレベルかつ、ハラスメントはますます取り締まられ『働きやすく平和で楽しい国』であると思います
年金などの老後は苦しくなるため
①コツコツと老後の資産形成をNISAなどを利用して準備しておく
②40歳前にキャリア形成をしておく
③労働所得一本の働き方は危険で、副業・投資など水源は多く確保しておく
④健康の知識・資産形成の知識などもコツコツ蓄積していく
などが大切になってきます
若手の採用担当者時代「学習を嫌い自己成長をしない」「原因他人論」の社員を採用すると『ババを引いた』と言われました
労働力不足から就職には苦労せず賃金は上がると思いますが、20代・30代のうちにしっかりとしたスキルとキャリアプランは創っておくことが大切です
どの時代も、学習を嫌い自分磨きを怠ると、ツケは中年期に背負うことになります
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました