陰占は無意識の自分 日干は自分のあるべき姿
算命学では十大主星・十二大従星を『陽占』と呼ぶのに対して、十干・十二支での命式を『陰占』と呼びます
陽占は有意識=自覚があるものでに対して、陰占は無意識=自覚のないものになります
最も重視されるのが『日干』で、すべての核となる十干になります
『丙』は「へい」「ひのえ」と読み、陽の火性で太陽などの大きな火を表します
丙を一言で表現すると『明暖』で、明るい・暖かい・心が広いという太陽のような特色の人で、孤独を嫌い大勢でいることを好みます
調子が悪くなると太陽が雲の中に隠れるように身を潜め大人しくなることもあります
明るく楽しいことが好きで温かい人柄ですが、現世的なこだわりや欲と言ったものが薄く、どこか浮世絵離れしたおおらかさがあり、のんびりと構えた人です
周りを明るい雰囲気にする天性の性格をもっており、趣味も広く、人生を楽しもうという遊び心をもっています
太陽が万物に光と熱を与えるように、人を育成したり、奉仕したりする使命をもった人できらびやかな存在感がある反面、地味な努力や忍耐はやや弱いところがあります
人間性も豊かで器も大きく、外にも内にも正直な人です
自然体に明るく楽しく生きる人ですが、コツコツした努力を続けたり、ひとつのことをずっと掘り下げていくのを嫌う面があります
【自分の命式を見る】⇒ 算命学総本校 高尾学館 | 星出し (sanmei-gaku.com)
仕事と恋愛傾向
太陽のようにエネルギッシュで、高い位置から皆を公平に照らす力があり、物事を相対的に把握してまとめる能力に長けています
常に全体をバランスよく見渡せるので、明るく平等な親分肌のリーダーになっていきます
思いついたら即動く行動力もあり、ぐずぐずと悩んだりすることがありません
ストレートで決断も早いですが、少し情緒に欠けるところがあります
人はTPOに合わせて自分を抑えたり変えたりしますが、太陽は影がないためTPO演出が苦手で、どこにいても自然体で微調整ができない人です
太陽が地上の隅々まで影響を及ぼすように、視野も広く手を広げる範囲も広いので、自分の所属する集団の中では活躍する範囲が広い人です
能力を発揮できるポイントは、どれだけ自由気ままに行動できる領域があるかになります
基本的に人の裏をかんぐらないので、相手に隠し事があったりすると裏切られた感が強く出たりしますが、過剰に反応しすぎないように注意が必要です
人と人をコーディネートする才能には長けています
恋愛も人を細かく観たり、裏を読もうとしないところは長所でもありますが、第一印象で好感をもった相手とすぐに結びつこうとします
ルックスが良くて、ある程度話が合えばすぐに恋愛へと進むので「平均より細かいことは見ずにスピーディー」と自覚しておいた方がいいです
小さなことは気にせずに「まあいいか」と思える点はおおらかでいいのですが、細かい点を確認したい相手もいるので「何を聞いても煮え切らない人」と思われがちです
「恋愛に対しては気持ちをハッキリさせなければならない」と自覚しておいた方がいいでしょう
他の十干との相性
甲との相性は太陽が樹木を育てるようなとても良い関係で、苦労することなく成功を収めます
乙との相性は太陽が草花に光をおくる関係で、お互いに相手を高め合い成長させ、引き立て合うとても素晴らしい関係を築くことができます
丙との相性は太陽と太陽なので光と熱に溢れたエネルギッシュな関係ですが、暑っ苦しくもなります
丁との相性は陽と陰の火と火の親分子分の関係で、秩序正しく尊重し合う兄弟のような関係です
戊との相性は太陽と山の関係で、太陽の光を受けて山が光り輝くような関係です
己との相性は太陽が大地に光と暖かさを届けますが、あまり照らし過ぎると乾かし、干からびさせます
庚との相性は太陽が熱で鉄を溶かそうとしますが溶けないように、丙が庚に尽くしますが、愛情が届かず庚がどこ吹く風の態度になりやすいです
辛との相性は太陽が宝石を照らしキラキラ輝く様に喜びを感じ、辛も美しく輝く姿に喜びを感じる美しい関係で、男女なら素晴らしいカップルになります
壬との相性はスケールの大きな太陽の光を唯一受け止め、雄姿をしっかりと映し出してくれるありがたい存在で、お互い深い愛情を感じます
癸との相性は太陽と雨の関係で、お互いに張り合ってしまう場合がありますので、異質同士お互いの良さを認め合う努力が大切になります
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました