陰占は無意識の自分 日干は自分のあるべき姿
算命学では十大主星・十二大従星を『陽占』と呼ぶのに対して、十干・十二支での命式を『陰占』と呼びます
陽占は有意識=自覚があるものでに対して、陰占は無意識=自覚のないものになります
最も重視されるのが『日干』で、すべての核となる十干になります
『丁』は「てい」「ひのと」と読み、陰の火性で、ろうそくや松明、街灯などの生活の為に作られた人口の火を表し、丙の明暖に対して『孤明』=独りでポツンと燃える火と表現されます
本質的には孤独感を秘めながら外に対しては明るく暖かさを与える人です
人口の火は夜に活躍するように、世の中が暗くなったときや動乱の時が出番です
丙=太陽は明るく広く照らしますが橋の下や洞窟などは照らしませんので、太陽では照らせない部分を照らすのが丁の火になり、暗闇に明るさをもたらし、寒さに震える人に焚火の暖かさを与えます
万物を照らす太陽ではなく、目的をもって定めたものを照らし暖めます
いわゆる困ってる人や救いを求めている人を助ける役目があり、やさしく情熱的で感受性の鋭い人です
丁の人は常に火力コントロールが必要で、小さく燃えているうちはいいのですが燃え広がると危険です
情にほどこされ易く、動揺しやすい点や内に秘めた激しさなどをコントロールできるように改善が必要です
仕事も恋も勉強も燃える対象に出会えば勢いよくまっしぐらにのめり込んでいくタイプです
見かけは静かでおとなしそうですが、内面にデリケートで激しいものをもった人といえます
【自分の命式を見る】⇒ 算命学総本校 高尾学館 | 星出し (sanmei-gaku.com)
仕事と恋愛傾向
目的意識が強く、やるべきことが心の中で決まると燃え上がるように動き始めますが、そうでないものは頼まれてもしたくないという特徴があります
集中している時としていない時の差が大きく、好き嫌いも強い方です
興味のないことをやらされるストレスや、嫌いな人といる時の苦痛は強い方です
他人から与えられたテーマでは燃えあがりにくく、気に入った人としか和をつくろうとしません
自分に対してのみ非常にまじめに取り組むので、基本的には組織に加わるより単独行動の方が向いています
規制・統制・管理・強制が強い環境下では力を出し切れません
自分の自由を大切にする分、他人の自由も尊重します
丁の人の適職は『喜びを見いだせ、集中できる仕事か否か』になり、集中できれば能力は大いに発揮できます
恋愛も『うつつを抜かしている時だけが楽しい』タイプで、時間の経過と共に落ち着いた関係になっていきます
恋愛至上主義で、奥ゆかしい恋は苦手です
相手が優柔不断だったり、同じテンションで燃えてくれなかったりすると一気に気持ちも冷めてしまい、一度興味を失った相手には見向きもしません
基本的に既成概念を無視して生きており、自分独自の価値観で恋人を選んでいきます
他の十干との相性
甲との相性は焚火と薪のような関係で、丁の人にとってはななくてはならない人なので、甲が丁に「なぜここまでしてくれるのか」と思うほど身を粉にして尽くしてくれる素晴らしい相性です
乙との相性は草が火の燃料となり燃え広がる関係で、お互いの持てる力を合わせれば成功するとても良い組み合わせです
丙との相性は大きな火と小さな火の関係で、丙が親分的になりますが秩序があるいい関係で、同質の火同士なので平穏な組み合わせです
丁との相性は火と火が二つあればお互いに燃え上がり、話も弾み共に楽しい情熱的で知的なカップルになります
戊との相性は戊の優しさやいたわりによって包まれ守られる、一緒にいて安心できる相手です
己との相性は、何か物足りなさを感じ情熱が燃え上がりにくい相手で、冷静に相手の良いところを見つめ直すことが大切です
庚との相性は鉄鉱石とそれを鍛える鍛冶屋の火の関係で、庚にとって最上に相生的存在ですが、庚に対してあまりに厳しすぎると疎ましく思われてしまうので、火の加減が大切です
辛との相性は宝石と火の関係で、火力が強すぎて相手をダメにしてしまわないように、バランスと距離間が大切です
壬との相性は共に仕事や生活をしたりすることで、お互いに知恵を出し合い切磋琢磨しながら豊かになっていく関係です
癸との相性は火と雨の関係で、お互いの魅力を消し合ってしまうので、相手の長所を引き出す努力を心掛けることが大切です
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました