心にもある自然治癒力
人間の体には「 自然治癒力 」があります。
カウンセラーをしているとわかるのですが、人の心にも自然治癒力があります
カウンセラーというと「的確なアドバイスをしてくれる・・・」と思われがちですが、実際はほとんどが傾聴・共感に終始します
つまりクライアントの言うことを聞く=話させるスキルがカウンセリングです
「カウンセラー? ああ、うんうん感じよく人の話を聞くだけの仕事ね!」などと冷やかされることもしばしばあります(笑)
人は日々の生活で多くの経験をし、膨大な量の情報が頭に入ってきますので、不満・悩み・うっぷん・憂鬱・怒り・悲しみ・・・・ 負の感情もたくさん蓄積されます
私は企業でのコーチングが主でしたので、どちらかと言うと積極的にアドバイスするのが主でしたが、カウンセリングはコーチングが「動」であるのに対して、傾聴・共感、つまり聴くことが主なため「静」といえます
カウンセリングは、心の悩みや問題を解決するための援助方法を「教える」のではなく「いっしょに考える」という姿勢が非常に重要なのです
最初、職場の上司の悪行を100%相手が悪いように語っていた方が、考え方が整理できてくると「上司も大変だと思います!私たちが・・・・・だから」と考え方が整理できると観方も変化してきます
自分自身への理解 ・ 他者への理解 ・ 対人関係への理解 という3つの理解を深めることが重要で、この理解が深まると、問題解決の糸口が自然と見つかります
『心理療法』は理論や実施法を細かくわけると400以上ありますが、どの心理療法を選ぶかはたしかにカウンセラーの性格が影響します
〈自分で問題解決する力を身に着けさせる〉という気持ちで関わることが、最終的にはその人の為になるということは、カウンセラー全員に共通する認識でしょう
人間本来の持つ、心の自然治癒力を引き出すのがカウンセラーの仕事だと思いますので、非常に東洋医学的な発想だと思います
【自分の命式を見る】⇒算命学総本校|髙尾学館 (sanmei-gaku.com)
不満は他者との比較から発生する
私たちは誰でも 不平・不満・劣等感、などを持ち合わせています
なぜ、このような感情が発生するのか?
それは、「 人と比べるから 」です
人と比べて〇〇が◇◇というふうに比べてしまうと不満や劣等感が生まれます
無人島に一人で住んでいれば
顔がいいのか?
背が高いのか?
足が速いか?
計算が早いか?
比べる他者がいないので全然わかりません
多くの不満は他者との比較から発生します
ただし、資本主義は『競争の原理』で出来ているので、競い合わせることは子供の頃より習慣になっている一面もあります
人によりますが、だいたい高校進学辺りから『ランク分けされている』と感じるようになります
過剰に他者を意識して、過剰に比べると多くの不満や劣等感をもっようになります
コミニュケーション能力低下について
他人の気持ちがわからない人が増えていると言われてます
近年、コミニュケ―ション能力の低下がさまざまな社会場面で問題視されている要因としては
①核家族化・・・少し前までは3世代家族が主流で、家に戻れば誰かがいて、親が不条理に怒ってしまえば祖父母がフォローしてバランスがとりやすかったですが、クッションになる世代がいません
②競争社会・・・「昔から競争社会だよ」と言うかもしれませんが、子供は同世代同士のやり取りから、社会性を養っていきますが、今は同世代同士の子供の豊かなコミニュケ―ション能力が築きにくい環境だといえます
「仲良きことは美しきかな」
「和をもって尊しとする」
「大いなる和の国=大和」
など、日本の本質は和合性にあります
『嫌いな人・苦手な人を減らす』『出来るだけつきあいの幅を広げる』ことがコミニュケーション能力を上げることになります
付き合いやすい人とだけ付き合わず『人に興味をもつ』ことがポイントとなりそうです
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました