人財育成のビジネス算命学
ビジネスに占術を活用してきた経験から、四柱推命・算命学を中心にどう活用すべきかを書き綴っていきたいと思います  また長年の採用・教育業務・管理職の経験から人生100年時代の新卒の就活、ミドルの転職、シニアの転職、キャリアプランやライフプランを企業側からの目線で情報発信していきます 
メンタルヘルス

幸福な孤独と不幸な孤独

孤独は不幸なのか

人は快活で、積極的な方がいいという見方が一般的です

誰とでも上手くやれて、人間関係に積極的が社会では理想だとされています

面接時社会人はコミュニケーション能力が重要だと主張する面接官は多いです

私もそうでした

若手社員のキャリアミーティングをする時もミーティングする社員のことを事前に聞くと、上長・先輩社員より「いつも一人でいるんだよね」「職場の人間と積極的に交わろうとしない」など孤独=良くないこと・不幸な事というような指摘をする人が多数派です

当の本人と話してみると「孤独はいけないことなのか?」「自分はこの状態がいい」というようなニュアンスの返答が返ってきます

昭和の時代のサラリーマンはつきあいの悪いのはマイナスだったのかもしれませんが、令和は違うと思います

人との交流が活発でも幸福に見えない人もいます

〈孤独〉と〈孤独感〉は違います

孤独は周りにだれもいない物理的状況であり、孤独感は感じ方です

周りに多くの人がいても「孤独に感じる」ことはあります

「孤独な人は何とかしてあげないと」という考えも違うのかもしれません

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孤独は良くないものではない

新入社員入社研修でポツンと一人でいる新入社員がたまにいます

『寂しさ』『疎外感』『孤立感』を強く感じていれば「悪い孤独」と言えそうです

ただ『寂しさ』『疎外感』『孤立感』を全く感じておらず、本人がその状態を望んでいるのであれば「良い孤独」といえます

単独行動なら「人に気を使う必要が無い」「一人ですべて決まられる」その方が神経が疲れない場合が多いです

単独行動の方が幸福という人は意外に多数派のような気がします

石器時代は『集団で行動=安全』『群れから離れる=危険』でしたので私たちの遺伝子には孤独は良くないものという考えが刻まれているようです

「友達は多い方がいい」

「結婚はした方がいい」

「職場では積極的に人と交わるべきだ」

「コミュニケーション能力は磨くべきだ」

という考え方が根強く残っています

しかし「批判されたり」「無視されたり」といった他者との関係から生まれる孤独感の方が悪質といえます

1人でいることのポジティブな要素に気づいているからこそ単独行動を好む人は想像より多いと思います

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日本人は心配性だからいい

孤独の感じ方は人それぞれで、令和の時代「フォロワーが少ない」「いいねが少ない」で孤独を感じる人もいます

前野隆司さんの「幸せな孤独」という本では〈幸せな孤独〉を実践する人は

・受け入れる

・ほめる

・楽になる

という3つの要素を備えていると言います

中でも「今の孤独な自分を受け入れる」ことができれば『幸せな孤独』はぐっと近ずくと言います

1人で生きることを肯定的に捉えることが重要なようです

日本人は〈幸せホルモン=セロトニン〉が少なく心配性だと言われています

「壊れたらどうしよう」と皆が考えながらモノづくりをするので、製品の品質は非常によく

心配性から他者によく気づかいをし『おもてなし』も世界的に評価が高いのです

心配性の日本人が独りでいることに寂しさや悲しさを感じるのは、ごく普通の感覚だということを覚えておくと気が楽です

独りでいることを嘆く人もいれば

独りでいることに幸福を感じている人もいます

孤独は主観的なものであり、大きく個人差があるようです

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

  

  

  

  

  

ABOUT ME
ashikaga
採用・教育・研修業務と営業・企画の業務が半々のキャリアでした 支店長・企画課課長・営業部長・採用教育部部長の経験あり 大企業⇒中小企業⇒大企業でキャリアを積みました 算命学は高尾学館を卒業 部下の管理や育成に大いに活かしてきました サラリーマンと個人の事業と投資をしています