円推局
主星(中心星)を絡んで隣り合う2つの十大主星が相剋関係の場合は『凶運局』となります
「凶運と呼ばれるということは俺は性格的に問題がある!」などと考えてしまいますが、すべての凶運局には凶の部分を中和する手法を解説しています
局法は幸運局も凶運局もほとんどの人が該当しますので「皆、何かしらの試練を背負っているのだな」と考えた方が無難で、その部分が成長要素に直結しています
ヨコ線は現実の部分なので現実面に現象が出てきます
円推局はヨコ線に『水剋火』の相剋関係がある命式です
龍高星と鳳閣星・龍高星と調舒星・玉堂星と鳳閣星・玉堂星と調舒星が中心と東か西のヨコ線にある場合に入局となります
円推局はすぐにカチンときて一時の感情で判断しがちで、それを実現化できずに悩みます
理性では理解していますが、気性が激しく神経質で何か対処するときに短絡的に損得で判断をしてしまう傾向があります
挫折しやすく、家庭運が心配な人です
火性は伝達や表現の質で、伝達本能が剋されると表現したり伝えたりすることに葛藤が生じ、思うように伝えられず苛立ち怒りやすくなります
この現象を和らげるにはどうすればいいのか?

上図のように『水』は『火』を剋します
ただ『水生木』で水は木を生かし、『木生火』で木は火を生かしますので『木性を強めること』がやわらげることになります
人体星図に木性の貫索星か石門星があればいいですが、ない場合は木性の質である守備本能を稼働し『自分が守るべきものを大切にする』ことが水火の激突を中和することになります
凶運局はすべてこのように対処していきます
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殺局
殺局はヨコ線に『火剋金』の相剋関係がある命式です
鳳閣星と車騎星・鳳閣星と牽牛星・調舒星と車騎星・調舒星と牽牛星が中心と東か西のヨコ線にある場合に入局となります
殺局は本来の魅力を発揮しにくく現実面での苦労が多くなります
自分の力が周りの環境で変化させられてしまうので、本来もつの力が出し切れないのです
そのため自分らしい魅力が折々に変化しやすくなります
自分の中のプライドと自由でありたい心の葛藤が内にこもって精神が乱れやすくなります
日常生活で気を使い過ぎ、ノイローゼなどの精神面の乱れが心配です
他人に対する気持ちが少しのことで変わりやすい傾向もあります
金性が剋されると行動力・実行力・責任感が弱まりやすくなります
殺局はは土性の質を生かすのが良く、禄存星的な『愛情・奉仕』や司禄星的な『地道な積み上げ』を意識して行動することで中和されます

乱命局
乱命局はヨコ線に『金剋木』の相剋関係がある命式です
貫索星と車騎星・貫索星と牽牛星・石門星と車騎星・石門星と牽牛星が中心と東か西のヨコ線にある場合に入局となります
乱命局は名誉や評価が自分の世界を剋すことになります
家庭運やプライベートと仕事運がアンバランスになってシーソーします
ようは仕事が順調だとプライベートや家庭が乱れ、プライベートの恋愛や家庭が上手くいっている時は仕事に問題が出るなど、家庭運と仕事運がアンバランスになりやすい傾向があります
木性が剋されると守りたいものを守れなかったり、信念を失う弱さが現れやすくなります
乱命局は水性の質を生かすのがよく、知性的学びや経験を増やすことが大切になります

曲財局
曲財局はヨコ線に『木剋土』の相剋関係がある命式です
貫索星と禄存星・貫索星と司禄星・石門星と禄存星・石門星と司禄星が中心と東か西のヨコ線にある場合に入局となります
曲財局は力量以上に金銭が激しく出入りします
投機運があり、お金を儲けると家庭に不幸が起きやすくなり家庭運が落ちます
蓄財したとしても子供や孫などの子孫には財が残りません
土性が剋されると財と愛情が乱れ、お金が多く入っても思いがけない出費にあいやすく、入った分だけ出ていき、お金の使い方も利口とはいえません
曲財局は火性の質を生かすのが良く、自然体でお金を使い、お金は誰かに自分の想いを表現したり、伝えるために使うことで中和されます

叉財局
叉財局はヨコ線に『土剋水』の相剋関係がある命式です
龍高星と禄存星・龍高星と司禄星・玉堂星と禄存星・玉堂星と司禄星が中心と東か西のヨコ線にある場合に入局となります
叉財局は悪知恵のお金儲けで人格を落としやすい人です
お金儲けにいちいち理屈をつける人で、屁理屈がよぎって思いのほか度胸が出ず、思い切った商売ができません
お金も知性も欲しがる人で、蓄財と知性・理性が葛藤するため投資・商売・蓄財ができないないのですがお金にはこだわります
水性が剋されると人格を損ない、剋す土性=財の「お金」に氣が流れやすくなります
叉財局は金性の質を生かすのが良く、実より名を大切にし自尊心を大切にすることで人格が救われます
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました