算命学 人生の羅針盤
局法

局法‐6 タテ線の凶運局

推逆局

主星(中心星)を絡んで隣り合う2つの十大主星が相剋関係の場合は『凶運局』となります

「凶運と呼ばれるということは俺の性格は問題なんだ!」などと考えてしまいますが、すべての凶運局に凶の部分を中和する手法を解説していきます

局法は幸運局も凶運局もほとんどの人が該当しますので「皆、何かしらの試練を背負っているのだな」と考えた方が無難で、その部分が成長要素に直結しています

タテ線は精神の部分なので外からは見えにくいですが、本人には葛藤があります

推逆局はタテ線に『水剋火』の相剋関係がある命式です

龍高星と鳳閣星・龍高星と調舒星・玉堂星と鳳閣星・玉堂星と調舒星が中心と北か南のタテ線にある場合に入局となります

5つの相剋関係のなかでも最も激しい激突が『水火の激突』です

そのため推逆局は気性が激しく感情的に物事を判断しがちになります

神経が鋭く、頭脳明晰な人でも頭で理解していても瞬間的に逆上することがありキレやすい構造です

火性の鳳閣星と調舒星は伝達や表現の星で、伝達本能が剋されると表現したり伝えたりすることに葛藤が生じ、思うように伝えられず苛立ち怒りやすくなります

推逆局の現象を和らげるにはどうすればいいのか?

上図のように『水』は『火』を剋します

ただ『水生木』で水は木を生かし、『木生火』で木は火を生かしますので『木性を強めること』がやわらげることになります

人体星図に木性の貫索星か石門星があればいいですが、ない場合は木性の質である守備本能を稼働し『自分が守るべきものを大切にする』ことが中和することになります

故長嶋茂雄さんは縦線にも横線にも『水火の激突』がありました

その人体星図の解説を参考にしてください

長嶋茂雄さんを算命学でみる スーパースターの人体星図は? 『二連変化』を一気に解説している途中ですが、国民的スーパースターである長嶋茂雄さんの悲報が伝わって...

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生殺局

生殺局はタテ線に『火剋金』の相剋関係がある命式です

鳳閣星と車騎星・鳳閣星と牽牛星・調舒星と車騎星・調舒星と牽牛星が中心と北か南のタテ線にある場合に入局となります

思わぬことでプライドが傷つき落ち込みやすく、実力が発揮しずらくなります

金性が剋されると行動力・実行力・責任感が弱まりやすくなります

自分の力が周りの環境で変化させられてしまう為、周囲への気持ちも変化しやすくなります

問題は「自分の能力の半分しか出せない」ことと「人に対する気持ちが少しのことで変わりやすい」こと「自分らしい魅力がだしにくい」ということです

生殺局は土性の質を生かすのが良く、禄存星的な『愛情・奉仕』や司禄星的な『地道な積み上げ』を意識して行動することで中和されます

井乱局

井乱局はタテ線に『金剋木』の相剋関係がある命式です

貫索星と車騎星・貫索星と牽牛星・石門星と車騎星・石門星と牽牛星が中心と北か南のタテ線にある場合に入局となります

自我・意志が剋され厳しさや打たれることに弱くなります

木性が剋されると守りたいものを守れなかったり、信念を失う弱さが現れやすくなります

親との縁が薄い方が成功しやすく、やさしい祖父母に褒められながら育てられると伸びていく初代運です

現実面での悩みが多い人で、融通性はありますが性格的には少しきついところがあります

井乱局は水性の質を生かすのがよく、知性的学びや経験を増やすことが大切になります

破財局

破財局はタテ線に『木剋土』の相剋関係がある命式です

貫索星と禄存星・貫索星と司禄星・石門星と禄存星・石門星と司禄星が中心と北か南のタテ線にある場合に入局となります

お金儲けは上手いのですが自己投資で一気に散財しがちです

土性が剋されると財と愛情が乱れ、お金が多く入っても思いがけない出費にあいやすく、入った分だけ出ていき、お金の使い方も利口とはいえません

金銭に対して特殊な考え方をするケチなところがありますが、ケチなわりにはお金が残りません

破財局は火性の質を生かすのが良く、お金は誰かに自分の想いを表現したり、伝えるために使うことで中和されます

地財局

地財局はタテ線に『土剋水』の相剋関係がある命式です

龍高星と禄存星・龍高星と司禄星・玉堂星と禄存星・玉堂星と司禄星が中心と北か南のタテ線にある場合に入局となります

お金が貯まるほど知性が濁る=悪知恵が出る人です

物欲に溺れ身弱な人ほどお金に固執し人格が変わります

水性が剋されると人格を損ない、剋す土性=財の「お金」に氣が流れやすくなります

理性はあるわりに知性に純粋さが失われ、子供にはに教育を強要するところがあります

地財局は金性の質を生かすのが良く、自尊心を大切にすることで人格が救われます

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

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