若い世代は何を求めているのか
キャリアモデルは5年前から入社案内にも表示しています
いわゆる「〇年後はこんなスキルが身について、こんな仕事を任されて、こんな役職で」というものです
これは学校側から「働いている自分、将来の自分がイメージ出来ない会社は学生に避けられる」というアドバイスをいただいたからです
昭和の『一所懸命』=同じ会社で最後まで勤め上げるという思考は平成時代に徐々に風化していき
「嫌なら辞める」
「別の会社に自分の能力を高く買ってもらう」
「人間関係が悪いところは逃げればいい」
「業界が低迷したら伸びてる業界に移る」
「我慢して精神を病んだらバカらしい」
「ずっと同じ会社にぶら下がっていてはスキルが磨かれない」
と昭和と令和では意識が違います
よく言えば「フットワークがいい」悪く言えば「忍耐力がなくなってきている」ということになります
私が新入社員の時の顧客で「暑い夏の3ヶ月間は軽井沢、寒い冬の3か月間は伊豆の熱川の別荘にいて、埼玉県の自宅には半分しか住んでいない」という方がいましたが、快適さを求めて移動するのは確かに理にかなってます
キャリアも定住生活から遊牧民の生活になりつつあります
またⅩ世代の親がZ世代の子供にキャリアのアドバイスをするのも苦労しそうです
会社と個人で異なるキャリアの都合
先日バーベキューをした時に、入社2~3年目の社員達が人生プランを語ります
「会社でのキャリア研修では会社都合の内容なので、この機会に個人のライフプランを軸としたキャリアプランを議論したい」ということです
・終身雇用・年功序列が風化して、キャリアアップ転職が活発化している時代
・人生が長くなり、年金も危うくなっていく時代
・結婚も当たり前ではなくなってきて、ファミリーライフもシングルライフも選べるようになってきた時代
・変化が加速して、テクノロジーも人のスキルもチェンジが多くなる時代
をどう生きるべきかは考えるべきことです
「いい転職、悪い転職の違いとは」
「副業はどんなものが良いか」
「結婚のメリット・デメリットは」
「投資はどうしているか」
「100年という人生をどう生きるべきか」
変化が激しい時代+多様化の進む時代+長くなる人生の時代をどう生きるかは大いに議論すべきことなのかもしれません
労働だけが収入ではない
「生きる為には働かなければならない」と摺り込まれているX世代と違い、Z世代は「労働だけが収入ではない」ということを良く知っています
人によっては「本業より副業の方が収入が多い」「株の配当金が生活できるレベルになってきた」という人もいますので「収入は労働所得一本」というX世代とは違います
X世代とて「もし100歳まで生きてしまったら」を考えなければならないと思います
昨日、元上司だった人と久しぶりに会いましたが「72歳になったよ!オヤジは100歳超えてまだ元気に生きてる!兄貴の嫁さんが面倒をみてるんだけど、兄貴の方が先にいきそうだよ」と述べていました
子より長生きな親というのもあり得ます
一つの企業で働き続け、シニアになってもお世話になり続けるのも一つの生き方であるし
転職を重ねていく生き方もスタンダードであるし
本業+副業+投資で何刀流で生きる生き方も増えそうだし
『人が100年生きる』というのは一本道ではなさそうです
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました