できない理由は無限にある
「できない理由が10あるなら 出来る方法を11考えよ」
はじめてチーフになった研修で言われたことで、どこの会社の教育でも似たようなことが言われると思います
できない言い訳は無限にあるからです
円安・原材料費高騰・コロナウイルス・人員不足・ウクライナ戦争による影響・中国のゼロコロナによる影響・・・・
「できない理由を見つけなきゃ!」というマインドの人には常に追い風です
どこ・なぜ・どう(する)
どこ=課題・問題発見能力
なぜ=原因分析能力
だけ長けていても組織は1ミリも前進しません
どう=方法・手段を考えチャレンジしてくれる人
がいて組織は前進できます
「寒くて困る」「暑くて困る」「歩くと時間がかかる」「夜は暗い」
「なんとかならないものか?」という問題に対して、考えてチャレンジしてくれる人がいたからこそ、問題は解決され世の中は便利に豊かになっていきます

「○○だから」の次にどう頭が動くか
『問題を考え解決してくれるためにチャレンジしてくれる人』
この小さなヒーローは管理職候補になってから教育すればいいのでしょうか・・・
できない理由を言うだけだと「国が悪い」「会社が悪い」「上司が悪い」で思考が止まるので組織はこのタイプを遠ざけます
そもそも業績のいい社員は新入社員の頃から「どうすれば・・・」まで考えるクセがあります
「何割ぐらいがそうなのか・・・」は調べたことがありませんが、少数派だと思います
スポーツでも
背が低い!だから左右前後に早く動けるようにした
足が遅い!だから遠距離から得点できるように鍛えた
その他
才能がない!だから努力で埋めた
話し下手!だから多くの人と交わるようにした
○○だから「やらない」と「考えてチャレンジした」の差は子供の頃の教育にあるように見えます
深く考えることのできる頭のいい子は自分で問題解決するかもしれませんが、大概の子供は平凡な頭脳です
困ったことの後に「じゃあどうすればいいと思う?」という教育スタイルの親は人のせいにせずに考える子を育てているようです
この思考の癖ができると「言い訳を探す思考経路」はできずに「できる方法・手段を考える思考経路」になるようです
ある年齢になってから矯正しても難しいです

子供の頃の教育で原因自分論の思考創り
親が「どうして○○なの?」と聞いてくる子供をてきとうにあしらってばかりいたり
なにか提案した部下を「そんなことは成功した前例がない」や「面倒なことはするな!責任をとるのは俺なんだから」とチャレンジする気力を奪う管理職はいます
これだとなかなか原因自分論の人間は育ちにくくなります
インフレだから・・・
円安だから・・・
人手が足りないから・・・
外出する人が減ったから・・・
「○○だから、ダメ、できない、無理!」という原因他人論の人が増えると組織は停滞します
「○○だから■■する」という思考回路の人はやはり組織で活躍していきます
脳は10歳までにほぼ出来上がり、20歳前後で完成するようなので子供の頃の教育は重要です
脳には臨界期というものがあり、適切な時期に適切な刺激を与えないとその部分が成長しないことがあります

学校の教師は30人40人相手をしなければならず、なかなかこのような教育は出来ないので、やはり親の教育が重要な気がします
「うちの会社はもうよくならない」
「年金は破綻する」
「日本はもうオワコン」
などミドルになってから『陰の氣を拡散する人間』『方法・手段を考えようとしない人間』になってからでは手遅れなような気がします
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

