人財育成のビジネス算命学
ビジネスに占術を活用してきた経験から、四柱推命・算命学を中心にどう活用すべきかを書き綴っていきたいと思います  また長年の採用・教育業務・管理職の経験から人生100年時代の新卒の就活、ミドルの転職、シニアの転職、キャリアプランやライフプランを企業側からの目線で情報発信していきます 
スキルアップのヒント

子供と議論したい世界の10大リスク

2023年世界の10大リスク

アメリカの調査会社「ユーラシア・グループ」が今年の10大リスクを発表しました

1.ならず者国家ロシア

2.権力が最大化された習近平国家主席

3.テクノロジーの進歩による社会混乱

4.インフレの衝撃波

5.追い込まれたイラン

6.エネルギー危機

7.阻害される世界の発展

8.アメリカの分断

9.デジタルネイティブ世代の台頭

10.水不足

だそうです

このようなテーマは職場の仲間や高校生以上であれば親子でぜひ議論すべき内容だと思います

コロナ関連が消えてロシア関連が増えてきたのが印象的です

コロナはもう過去の出来事になってしまった国もあれば、日本のようにいまだに報道の中心になっている国もあります

日本には日本の問題点があり、業界には業界の問題点があり、組織にはその組織なりの問題点があり、家庭にはその家庭なりの問題点があり「世界のことなど気が廻らない」のかもしれませんが、歴史は年号と事柄だけ記憶すればいいものではないと思います

「考えることが面倒くさい」気質になると変化から取り残されやすいです

国内でも「みずほ銀行が副業を認めた」など聞いて「あっそう」で終わるか「メガバンクがなぜ?その意図は?」を議論してみると意外に自分のこれからのキャリア形成のヒントがあったりします

議論しながら子供のバージョンアップを

子供は「見る」から「観る」にバージョンアップし、自分の考えを言語化できるように鍛えないと、社会に出てから変化に対応できません

「○○についてどう思う」と問いかけてみることは大切だと思います

実際日本でも、ロシアのウクライナ侵攻に対しても「ロシアが悪い」「ロシアは悪くない」「どちらともいえない」はきれいに三等分されるらしいから驚きです

1.ならず者国家ロシア

ロシアは世界で最も危険な「ならず者国家」になり、世界全体に深刻な安全保障上の脅威をもたらすというのが一般的な見方です

戦争終結後、経済が困窮したロシアは大きな北朝鮮のような核国家になるという見方をする軍事専門家もいます

「20世紀は戦争の世紀だったが21世紀は対話でことが解決する」

「国家の指導者は皆合理的」

という意見は勝手な思い込みであったとも言えます

2.権力が最大化された習近平国家主席

 共産党大会で習主席は大きな権力を掌握しました

「独裁政権は悪い」というイメージがありますが、指導者が良ければ非常にスピーディーに事が進むメリットもあります

秦の始皇帝時代も「儒教は国家運営の弊害になる」という意見が出るや『焚書坑儒』という、儒学者を全員生き埋めにし、儒学書をすべて焼き払いました

今回も『ゼロコロナから全部コロナ』と呼ばれるように、やると決まれば早く徹底的にやります

子供とは「民主主義のメリットデメリット」「独裁政権のメリットデメリット」をよく議論する好材料だと思います

3.テクノロジーの進歩による社会混乱

AI=人工知能の技術的進歩は社会の信頼を損ない、ビジネスや市場を混乱させるというものですが、議論の中心は第4次産業革命とキャリア形成(働き方)になると思います

産業革命がおこる度に「消える仕事」が増え「新しく生まれる仕事」が出来てきます

第1次産業革命の時もそうでしたが「減る仕事以上に新しい仕事ができるからいいもんね!」とはならず「新しい仕事に移れずにあぶれる人」が増え、犯罪者が激増した大英帝国は刑務所に収まりきらない犯罪者を未開の植民地オーストラリアに大量に送り込みました

産業革命は社会を混乱させるのは確かで、これから社会に出る子供たちには重要なテーマです

 4.インフレの衝撃波

世界的な景気後退の主な要因となり、社会的不満と世界各地での政治的不安定にもつながると分析されています

投資を始めたばかりの人は「株式投資から撤退か?」「いやいや買い増す時でしょ!」などの議論になると思います

日本と違い、アメリカはインフレになると景気をわざと悪くするので大学生辺りにはこの辺の議論も大切です

「世界的に不景気なんていやね~」

「モノの値段が上がり続けてきついよね」

ではなく「このような時代に国や企業はどう対処していくか?」を観るには絶好の機会です

5.追い込まれたイラン

政権に抗議するデモが相次ぎおさまるけはいがありません

政権崩壊の可能性は低いですが、なにかと問題な年になりそうなのがイランです

指導者のいない反乱は議論ができず治めるのが困難です

もう忘れ去られてしまいましたが、日本でも大規模な学生運動が起きた時代があります

イランだけでなく、ミャンマー・アフガニスタン・クルド人問題など子供と議論しておく国は多いと思います

変化を嫌う子供でなく変化を楽しむ子供へ

「また○○の値段が上がった」「電気代高いんだからね!」とぼやくだけの親から「なんでだろう?どうすべき?」を子供と議論する親に変われば、子供は常に考える日常になり変化を楽しむ子供になっていきます

特に2030年代から変化は加速度を増しますので、そのような時代を生きる子供には大切なことのように感じます

6.エネルギー危機

エネルギー価格の上昇は消費者と政府に負担をかけています

「ガソリン高いよ」「電気代高いよ」ではなく、子供たちの時代のエネルギー問題を考えさせるいい機会だと思います

昨年の今頃はあれだけ「世界の自動車は皆EVにシフトしている!トヨタの水素戦略は間違った判断」と言っていたのに、EVに様々な問題点が噴出し水素にシフトしだしています

この辺の変化もしっかり観察させた方が良いと思います

トヨタ自動車にしろ、川崎重工業にしろ日本企業の経営者の優秀さを見直すことにもなると思います

7.阻害される世界の発展

新型コロナウイルスの流行、ウクライナ侵攻、世界的なインフレなどが続き経済的、安全保障的、政治的な利益がさらに失われると言われますが、大なり小なり世界は常に不安定です

確かにコロナのパンデミック以降かなり世界は発展を阻害されてきましたが、これからの時代を生きる子供たちには何度も発展を阻害する危機に見舞われますので「今回だけは特別」という議論は避けた方がいいと思います

8.アメリカの分断

 アメリカは世界の先進国の中で最も政治的に偏向し、機能不全に陥っている国の1つで政治的暴力のリスクが続いていることが問題で、日本にとっても最も影響力の強い国です

日本は戦後、アメリカという大国のお陰で発展してきましたが「これからもアメリカ?」「いや中国だよ」「インドかも」などの議論もしておくべきだと思います

Z世代は「リープフロッグ」するアフリカの時代を目の当たりにする世代です

9.デジタルネイティブ世代の台頭

Z世代がアメリカやヨーロッパなどで新しい政治勢力になっていきます

消費もZ世代を中心としたものにシフトしていき、企業もZ世代が主力になっていきます

「うちの会社は採用力がなくてZ世代がいないんだよ」

「うちの業界はZ世代に人気がないんだよ」

「最近の若い奴は使えん!いらん!」

などの組織は衰退していきます

Z世代に人気の企業化

Z世代の採用強化

Z世代の育成を真剣にしている

ことが企業の生き残りにはかなり重要です

山形県にある私のかつての同期がいる会社は「最近の若い世代は軟弱で使えない」と採用しないそうで、取引先からは『恐竜帝国』と呼ばれているそうです

私が以前いた会社でも本部長も部長も課長陣も若者が嫌いな部署がありましたが、派遣社員に『カブトガニの生息地』と呼ばれていました

ただZ世代の躍進は恐竜から哺乳類に変わったように、絶滅の危機に瀕する人材がでてきます

子供には「これからの時代はお前たちZ世代が引っ張る」ことをよくよく言い聞かせた方がいいです

10.水不足

水不足が世界的かつ体系的な課題となっていきます

各国政府はこれを一時的な危機としてしか扱っていないようですがこれからは水をめぐり戦争が起こるとまで言われています 

「日本人は水と平和はタダだと思っている」と言われていますので、この辺は年代問わず危機意識がないと思いますが重要な懸念材料です

子供も大学生くらいになってくると「お父さん、それ違うと思うよ!」と言ってきたりしますが「生意気な!」などと思わず、喜んで耳を傾けることが大切だと思います

道教では真の親孝行は親より立派で優れた人間になることと言いますので、喜ばしいことと考えた方がいいのではないでしょうか

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

  

  

  

ABOUT ME
ashikaga
採用・教育・研修のキャリアを生かして仕事を考えていきたいと思います