星や人体星図に良し悪しはない
算命学の核となるものは『十干』『十二支』ですが、それらの組み合わせから『十大主星』と『十二大従星』がつくられます
星にいい悪いはなく、環境との組み合わせにより「長所となる=陽転」「短所となる=陰転」があるだけです
よく自分の人体星図を見て「ああ、これが俺の性格か・・・」と滅入る人もいますが、星の配置はその人の人生に必要なものが付いていると言います
インドでは「生まれる日を選んで誕生する」と言うようですが、算命学では「必要な星をもって生まれてくる」と考えているようです
『十大主星と十二大従は神様』と教わりましたが、その星の特性は育ち方や活用の仕方によって、神にもなるし悪魔にもなります
人体星図を見ただけでいい人なのか悪い人なのかはわからないということです
実際に人体星図はどう観るのかを解説してみます
【自分の命式を見る】⇒算命学総本校 高尾学館 | 星出し (sanmei-gaku.com)
人体星図はどうやって出来るのか
どうやって十大主星が出るの?は下記の通りです
十干と十干の組み合わせが十大主星
十干と十二支の組み合わせが十二大従星です
上を「陰占」と呼び、そこから下の人体星図となる「陽占」が算出されます
この人は日干が『壬』で、この壬との組み合わせで様々な星が算出されます
中心が甲からできた鳳閣星 頭が丙からできた禄存星 腹が庚からできた龍高星になります
上図は長嶋茂雄元監督の命式ですが、実際にどのような性格なのかを読み解いていきます
上の人体星図はどのように読み解くのか
まずはすべての核となる海や大河を表す『壬』は陽の水性で「流動」を意味します
常に変化する・伝統を壊す・変化と変革の気質・波のように自由に動きたいという質をもっています
中心星はあるがままに自然体の『鳳閣星』なので、自然体に生きており、物事を冷静に捉えて観察力がある
感激したように見えても沈着冷静で決して心から動かされていない
いろいろなことに対して自ら進んでその中に入ろうとしないが、それは冷たいからではなく心の中庸を保つためである
そして改良改革と創造の星『龍高星』が2つあります
2つあると全く違い性質になるか、よりその星の性質が強化されるかですが、龍高星の場合はその質が倍加されます
また同じ星が二つある場合は貫索星の質が加わり頑固さが出ます
龍高星があることにより、常に現状に満足せずに夢やロマンをもち、改良改革に励んでいく性格です
また非常に忍耐強く、動きを見ながらの感性の良い人です
愛情・奉仕の『禄存星』があることにより、自意識が強く目立ちたがり屋で太っ腹なところがあり、人の面倒をみたり世話をやくのが好きな一面があります
社会面や対人面に社交性がありフレンドリーな『石門星』があるので、第一印象はざっくばらんで誰とでも分け隔てなく付き合う人です
交際範囲も広く、人の区別もしません
「スポーツ選手は戦いの星の車騎星があった方がいいのでは?」と考える人も多いと思いますが、意外に車騎星をもった人は少ないです
長嶋元監督は『鳳閣星』の冷静な観察眼と『龍高星』の勘の良さと常に改良する部分で大成したと言えます
ちなみにイチロー選手は「玉堂星で打っている」と言われています
その他にも
・天中殺の性格
・十二大従星の性格
・星と星との組み合わせの二連変化
なども重要です
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました