人財育成のビジネス算命学
ビジネスに占術を活用してきた経験から、四柱推命・算命学を中心にどう活用すべきかを書き綴っていきたいと思います  また長年の採用・教育業務・管理職の経験から人生100年時代の新卒の就活、ミドルの転職、シニアの転職、キャリアプランやライフプランを企業側からの目線で情報発信していきます 
仕事の心理学

出世競争が企業を強くする

競争は資本主義の原動力 

組織が大きくなるほど競争の原理が働きます

「皆、必死に競い合ってる!」とスポーツ的に見るか

「出世の為に人を蹴落として汚い」とダーティーな見方をするか

人それぞれですが、資本主義は競争を原動力にして発展していきますので、大きな組織になればなるほど多くの新卒を競わせて組織の原動力とするという構造です

「人を数字で判断するのは血が通っていない経営だ」

「皆平等に扱ってほしい」

という声は必ず上がりますが、これに人事が反応することはありません

企業がもっとも警戒するのは『能力は低いが意欲は高い人』で、懸命に努力し頑張っているが成果は上がらない人は能力の低さが一生懸命な頑張りでカモフラージュされているからです

そもそも高校受験から皆『数字で線が引かれる』という格差社会を経験しているはずです

意欲とか努力は美しいですが曖昧で、最も信頼できるのが数字です

「努力が報われない会社だ!」

「平等ではない組織だ!」

と不平不満をだんだん強めていきますので、不満分子になる人も出てきます

競争社会のメリットは『前進力からくる発展』で、デメリットは『敗者を生み同期入社でも格差が開いていく』という点です

エコな社員が増えている

3人で飲みに行ったとします

「9000円だから一人3000円づつね」というのが平等

「Aさんはお酒飲まないから2000円で残りの二人は3500円づつね」というのが公平です

企業は休日数や出勤時間など平等の理論と、ボーナスや出世など公平の理論を適用する部分を使い分けています

意欲も能力も低い人は競争を避けながら生きていきますが意欲は高く能力は低い人は同期には離され、後輩には先に出世され、だんだん労働意欲が低下していく人もでてきます

仕事に全力投球するのを止め、必要最低限の業務をこなす働き方をする社員は34歳以下で30.7いるそうです

給料以上に稼いでほしい、仕事を通じて成長してほしいと願う会社から見れば「手抜き」感は否めないです

35~44歳 27.8%

45~54歳 23.1%

55~59歳 18.3%

と、あらゆる世代に2割前後存在するそうです

この人たちは退職するつもりはないが、昇進意欲もなく、積極的に仕事に意義を見いだせない人であり、率直に言えば、戦力以下の『働かない社員』『ぶらさがり社員』といえそうです

若手社員を中心に「仕事を通じて成し遂げたいこと」に対する回答では

①安定した生活を送りたい・・・65.8%

②自分を成長させたい・・・57.8%

③家族に恩返ししたい・・・45.8%

という回答です

「安定した生活を送りたい」という新人の仕事への向き合い方について企業研修の講師は安定志向の新人は、昇進意欲に欠ける傾向があり、管理職や経営層のへのキャリアアップには関心が薄く、人との競争を好まない一方で、プライベートな時間を何よりも大切にし、仕事はほどほどに取り組む傾向があると述べています 

会社は「せめて業務時間は力を存分に発揮してほしい」と願うが、彼らは「仕事に割く体力を極力温存したい」と考えているようです

役職の有無は非常に重要

20代はいい働きを見せていたのに、30代で急降下する人もいます

面談すると「同期のライバルが係長に昇進したのがショックだった」とのこと

20代は一生懸命に仕事をしていた社員がライバルに抜かれて息切れしてしまうケースが多いそうです

競争の原理で動いていれば、どうしても出世=役職は必要になります

最近は同期で課長になるのは4割もいないという企業も多く、私個人も30代で課長、40代で部長が一番ベターだと思いますのでできるだけ適性年齢には役職を与える人事の流れが必要だと思います

そうなるとどうしても「50代のどこかの区切りで役職定年」が必要になってきます

この世代は年功序列がまだまだ残っていますから「戦力外通告」のように受け取りがちです

「若い世代のサポートにまわる」と納得してくれる人もいれば「お山の大将第一主義」を譲らない人もいるので、ここは年齢という数字で線を引くことになります

50代で役職定年となると「かつての部下が上司になるのは耐えがたい」「今の会社にいたくない」という人も多いです

20代・30代の転職市場は活発ですが「ベテランの50代を欲する企業」もあるはずで、ここを得意とする転職業も欲しいところです

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました

ABOUT ME
ashikaga
採用・教育・研修業務と営業・企画の業務が半々のキャリアでした 支店長・企画課課長・営業部長・採用教育部部長の経験あり 大企業⇒中小企業⇒大企業でキャリアを積みました 算命学は高尾学館を卒業 部下の管理や育成に大いに活かしてきました サラリーマンと個人の事業と投資をしています