算命学 人生の羅針盤
ビジネス心理学

使う言葉で脳は若返りも老化もする

「昔はよかった・・」という想いは老ける

「もう学ばなくていいや」という思考は身体に「もう成長は終わった」という老化信号を送るようです

とくにX世代はその切り替えの時期にいて、若々しい人と老けた人の差が広がっていく時期です

使う言葉に身体は影響を受けるというのはかなり重要なようで、老けるのは化粧品でも、遺伝でもないようです

「人は希望と共に若く、不安・不満と共に老いていく」と昔からこの手の言葉は多くありますが、心を不安定にさせる言葉は多く耳から入ってきてしまいます

良質な言葉のみキャッチする人とそうでない人は大きく差が出そうです

世間の変化についていけなくなると「昔はよかった!」と過去の栄光にすがる人がいますが、これが老ける思考の一つです

人は過去は美化して未来は不安視する傾向があるので、ほっておくとどんどん昔を美化してしまいます

年をとると自分にしか興味がなくなる 

若い頃は周りにアンテナを張り、情報を集めながら周りに合わせようとしますが、年をとると自分が中心で、自分にしか関心がなくなる人がいます

孫が心配ではらはらしながら気を使い、可愛がったりしていれば新しい世代に関心もありますが、現代は3世代同居はかなり少なくなりました

周りに気を使わなくなると自分のペースとなり、考え方も頑固になるので人への興味がなくなり、自分のことばかり話すようになります

『昔話・説教・自慢話』が多くなり、若者は沈黙で抵抗します

新しいものを面白がったり感動することがなくなり、否定しだしたりすると危険信号です

「この年でファッションに気を使うなんて」「年だから・・・」「かったるい」「しんどい」などの言葉を使いだすと、脳が身体に信号を送り老けだします

日常に新鮮さがなくなると心も身体も萎びていくようです

好奇心や欲求は非常に大切なのです

生物の本質で考える 

大脳が大きく発達した人間は「自分は何のために生まれてきたのか?」などと考えたりしますが、生まれてきたことに意味などありません

全ての生物は栄養を摂取し生命維持を図り、子孫を残すのが基本で、この二つは快楽により誘導されます

次に知能が上がり始めると遊びに興味をもちはじめ、犬や猫辺りからおもちゃで遊びだします

食べる行為、生殖行為、遊びは努力するものでなく夢中になるものです

必要な活動をすることにより脳からは快楽ホルモンが出ます

いわゆる幸福感を得るために行動するのが基本だといえます

私も研修責任者の立場から勤勉や努力は美化した姿勢で若者を教育しますが、従業員を働かせたい企業と納税を増やしたい国家の都合で勤勉を摺り込んでいるのであって、勉強も労働を幸福になる為に辛いけど行うものなのです

『楽しい』『面白い』は幸福感を得るために最も大切で、日々楽しい発見をしていくことが高等動物の基本です

老人になってもファッションを楽しんだり楽しい遊びを探したりすることは基本的な姿勢です

「昔は良かった」は今を楽しむ能力に欠けるということだと思います

Ⅹ世代以上は「新しい趣味を始める」「初めての場所に行く」「新しい服を着る」などの小さな変化で、小さな幸福感を積み重ねることにより表情も変わります

「今日もいいことありそう」「なんかワクワクする」「まだまだこれから」などの言葉を使えば脳は活性化します

老けたくないのならまずは言葉を変えることです

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました