70歳まで働く時代の生き方
とある歴史の長い支店が閉店になるので、歴代支店長や営業のエースだった人たちが集まりOB会をやりました
初代から3代目はこの世におらず、それ以降は定年してしまった方が多いです
集まった半分以上はシニアです
「今の60代は昔の50代と同じレベル!まだまだ働くべき」
「60代は働き盛り」
「シニアという呼び方も変えた方がいい」
「60歳でリタイアしたら暇でしょうがない!退屈ストレスだ!」
とのことです
「昭和の65歳と令和の65歳が相撲をしたら、令和が全戦全勝だ!」と豪語していました
70代・80代の方も皆さん元気いっぱいです
「今までの型にはまらずシニアの労働も全体でもっと考えるべき」
と皆さん口を揃えて言います
・オミックス医療が普通になれば100歳まで生きる人は多くなる
・少子化で年金は苦しくなっていく
「いったいいつまで働くんだ!」と「今までの労働の延長」のように考え嘆くのではなく『楽しく収入を得る』『生きがいのために働く』『健康の為に動く』をもっと議論すべきだと主張します
とにかく皆さん元気で明るいです
昭和の50代は令和の60代
国民的アニメ「サザエさん」のなみ平さんは54歳です
昭和は55歳定年ですから「もうすぐ定年のサラリーマン」となります
「子供の頃はカツオがお兄さんに見えたのに、なみ平さんに近づいてきた」という方も多いかと思います
「昭和の50代は今の60代」というのもうなずけます
なみ平さん、70歳・80歳にも見えたりします
そのくらい、今の70歳・80歳は若くなりました
「70歳まで働く」を堅苦しく考えず、雇われるのも、自分で起業する場合も『新しい労働観』で考えることが必要になってきそうです
就業者全体の65歳以上が占める比率は約13%です
65歳以上の比率が高い職業は
①農業従事者 ・・・53%
②生活支援サービス・50%
③ビル等管理人・・・47%
④法人・団体役員・・36%
⑤販売類似従事者・・35%
⑥宗教家 ・・・・・34%
⑦清掃従事者 ・・・33%
⑧漁業従事者 ・・・33%
⑨外勤事務従事者・・30%
⑩林業従事者 ・・・25%
がベスト10です
「俺は年間10億円以上をあげていた営業マン」
「俺は最先端の技術開発者だった」
「俺は長く人事部長だった」
などなどの『冠』はリセットしてください
シニア就職戦線
なみ平さん世代になってくると転職・再就職も予期せぬ壁に当たります
「スキルもキャリアも一流なはずなのに年齢で落とされた」
「大企業にいたせいで仕事の守備範囲が狭すぎたようだ」
「部長経験が長すぎ『年下の上司で大丈夫ですか?』と念を押された」
50代以降の転職活動では半分以上の人が「ショックを受けた」と感ずるようです
大きく分けると
・求人の少なさ
・市場価値の低さ
に大きくショックを受けるようです
人生は長くなる+労働期間は長くなる
これを『早期退職サバイバル時代』と呼ぶようです
55歳でリタイアしていく昭和のなみ平さんに対し
令和のなみ平さんは新しいステージに進むことになります
転職するなみ平さん
起業するなみ平さん
FIREするなみ平さん
現在はその試行錯誤の時で、第2ステージの成功例も多く生まれて『令和時代のキャリアプラン』ができてくると思います
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました